映画賞

やまもと工藝 きるものがたり 

山本秀司(和裁師:袈裟、茶入・茶碗袋、和装、仕立師)が主宰する和裁教室の物語。やまもと工藝の徒然
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母からの反物

作品名 母からの反物
制作者 H.Aさん

受講生徒コメント

初めての作品(?)です。相談した母より「昔あなた用に準備していた反物があるの、よかった」と渡されました。反物の幅も狭く、帯にでもなれば有難いと申上げましたが、「大丈夫、裁ち方と縫い方で着物に出来ますよ。落款の位置もかえましょうね」と先生。袖をはいだりと工程は多かったのですが、一つ一つ丁寧にご指導いただけたお陰で形になり、初心者なのに大作を作らせて頂けまして感激です。袖をはいでいた為、つりあいが難しいところもありましたが、先生のおっしゃる通りに縫い直すと、魔法をかけて頂いたかの様に直る事ばかりで、いつも驚いてばかりでした。袘(ふき)の部分をもう少し均一に出来なかったのが、次回袷への反省点です。是非とも着用した姿で母に見てもらいたいと思います。喜んでくれると思います。


やまもとコメント

身長も手も長い方で、反物の丈、巾ともに足らず、通常でいけば全くと言って無理とどこででも断られたでしょう。ですが、せっかくお母様が用意しておいてくれていた反物。特殊な技法を承諾いただければ、外観は何らおかしくない着物に仕立てる事が見えましたのでぜひにとその様にお勧めしました。落款は位置を変えなければ、きものにできなかったのです。どこにあるか探してくださいネ。

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茶色道中着

作品名 茶色道中着
制作者 田中玲子さん

受講生徒コメント

友人の道中着です。お母さんが染色家で、彼女が着ているのはすべてお母さんの作品です。そのお母さんが何年か前に他界をされ、遺品を整理していたら出てきた反物とのこと。色無地の着物用で共の八掛があったのですが、コートに仕立ててほしいとの依頼でした。大事なものを縫わせて頂き、感謝の一言です。先生のご指導のもとでなんとか仕上げることができました。


やまもとコメント

着物だけは特別な着る物だといつも思います。作り手の愛情がどれだけ沁みゆく物なのか計りしれません。たとえ着た物であっても喜んで次の担い手に受け継がれます。洋服だと新しい物であってもありがた何とやらになる事もあります。
ご友人にとってもかけがえのない逸品を田中さんが形にして届けた!田中さんにとってもすばらしい思い出になりましたネ。

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初めて仕立てた訪問着

作品名 訪問着(黒白万筋+ぼかし)
制作者 E.Kさん

受講生徒コメント

着物のお仕事に従事する機会を頂いた時「よかったねー」と喜んでくれた父。昨年春に旅立った父の想いを形に残すことができた感じがして感無量です。今後、着物のことで何かある時にはご相談させて頂ければと思います。宜しくお願い致します。

 

やまもとコメント

「これなら訪問着すぎなくて良いかも!」と工房に合った仮絵羽の中から目にとめていただいた訪問着。羽織ってみるとKさんの雰囲気にぴったりでした。お教室に入り練習用の肌襦袢を終えてからの初めての作品。思いのこもった大作が出来上がりましたね!

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ちょっと大人びた十三参り

作品名 ちょっと大人びた十三参り
制作者 M.Sさん

受講生徒コメント

物心ついたころからシブ好みなので、十三参りはどうしようと考え始めていた時、昨年お正月明けに福袋を覗いていましたら、白生地を染めるという提案をしていただきました。
まだこんな小さい子にはちょっと上等すぎるかなと迷いましたが、大きくなるまで大事に着てくれればと思いお願いしました。本人のお気に入りの萌黄色に染め上がり、誕生月に合わせた梅の花紋、ピンクの裾廻しと、春のお参りにぴったりの出来上がりを想像しながら縫うのは本当に楽しかったです。数年後には裄を出し、身幅を広げ・・・裾廻しを替えるところまで楽しみはまだまだ続きそうです。丁寧なご指導をありがとうございました。


やまもとコメント

今年の展示は白生地から染めたものが多いですね。それだけ自分の好みで作りあげたぞという満足感がこみあげる様で大変嬉しいです。オーダー染めにはトラブルも多いので、他ではあまりやりたがりません。山本では皆無です。色を決める時、山本の進め方はインフォームドコンセントに非常に時間を割きます。消去法であったり、間の色を追い求めたりと。このお子様の着物もまた色を掛け見事に変化するかもしれませんね。

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”茶杓を削ってみませんか〜”の集い ご案内

茶杓は茶道草創期から亭主が手ずから創るものとされてきました。しかしながら、種々の竹の入手、櫂先の枉げ加工、仕上げの削りや共筒の制作などを独自で行うことは至難の技になります。

このたびは不思議なご縁で、森脇泉先生に当工房にて1日じっくり自分だけの茶杓創りを楽しんでいただける講座を開催いただけることとなりました。

当日使用する竹は、古来より最高の素材とされている煤竹です。200年以上、囲炉裏やカマドの煙で燻されてできる煤竹は、特有の煤色と艶のある景色が現れ、風雅あふれる茶杓を仕上げることができます。

貴重な機会ですので、同好の方々お誘い合わせてどうぞご参加ください。

 

”茶杓を削ってみませんか〜”の集い 

●日時:令和元年11月22日(金) 午前10時から午後5時 

●参加費:10,000円(当日受付時にお願いいたします)

●内容:煤竹の粗枉げ素材を各1本づつ削り、仕上げ。煤竹共筒と栓の制作(希望者さま)

●持参用具:エプロン、昼食。使い慣れた切り出し小刀があればお持ちください。研ぎ直しもいたします。人数分の小刀は準備しています。なお、左利きのお方はご連絡ください。

 

お申し込みはメール、電話、工房にてお願い致します。

電   話:045-410-0410

メール:info@yamamoto-kimono.com

 

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半期に一度の工房内展示会

毎回ご好評をいただいている、半期に一度、工房の布たちを少しお得な価格でご紹介できる展示会、今期も開催が決定しました。

期間中は10%割引(会員の方は更に10%割引のものもあり)となりますので、この機会にぜひお手にとってご覧いただけたらと思います。

 

会期中にはワークショップも開催いたしますので、ご興味のある方はぜひお申し込みください。

▲錙璽ショップ・紅花染体験(帯揚/ストール) 講師:桐生 貴法  

 

ワークショップのお申し込みはメール、電話、工房にて、ご希望の日時の空き状況をご確認ください。

電   話:045-410-0410

メール:info@yamamoto-kimono.com

 



着物や帯、それらが皆さんの心を潤してくれたら…との思いを込めたものでしたが、
展示会の会場そのものも心地よく感じていただけたら
こんなに嬉しいことはありません。

気になる布を手に取って、じっくりとご覧いただける機会です。
スタッフにもどうぞアレコレとご相談ください。
美しい色の重なり、じっくり見つめると表情が変わる驚き、
そんな心よきものたちを是非、見つけに来てください。

 

 

◆半期に一度の工房展示会

会期:11月13日(水)〜 16日(土)

時間:10時〜17時 

場所:やまもと工藝

 

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11月のお教室

2019年11月の和裁教室のお休み日時と、着付教室の日程をお知らせします。

4月より午後のお教室の時間がかわりました。

14:00〜16:30 → 13:30〜16:00

16:30〜19:00 → 16:00〜18:30

 

お教室のお休み 

夜の教室(18:30〜21:00)はしばらくお休みさせていただきます。

11月  3日(日)、 4日(月・祝)終日

11月11日(月)〜 16日(土)終日

11月18日(月)終日

11月22日(金)〜 25日(月)終日

11月29日(金)終日

 

着付グループレッスン(1回2時間)

11月/袋帯(二重太鼓)の結び方講座 全4回 

料  金 :15,000円(税別)(着物レンタル 5,000円(税別))

講座内容:初めて二重太鼓を習う方から、再確認をしたい人までが対象です。

     帯の種類(全通柄、六通柄、ポイント柄)の解説を踏まえ、

     普段着から礼装用まで幅広くポイントを指導いたします。

・土曜クラス (定員 各3名)

     第1回  11月30日(土)   14:00〜16:00 

     第2回  12月  7日(土) 10:00〜12:00

     第3回  12月14日(土)   10:00〜12:00 

     第4回  12月21日(土)   10:00〜12:00 

 

マンツーマン着付教室 詳細はこちらから

講座内容:アイテムにあわせた自分好みの美しい着姿になるコツを

     じっくり自分のペースで学ぶことができます。

     ご希望の日時をいくつかお知らせください。

     講師とスケジュールを確認し、日程を調整させていただきます。

 

ご予約はメール、電話、工房にて、ご希望の日時の空き状況をご確認ください。

電   話:045-410-0410

メール:info@yamamoto-kimono.com

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ブルーの大島

作品名 ブルーの大島紬
制作者 Y.戸沢さん


受講生徒コメント

実家に帰省し母を見舞った際見つけたものです。私の幼い頃、母はよく着物を着ていたので、多かったはずの箪笥の中はその時には空になっていてほとんど残っていませんでした。この年になるまで着物に興味のなかった娘の私でしたので、着てくれる方にお譲りしてしまったようです。残っているものは他人に差し上げるにはしのびないようなものばかりで残念な気もしましたが、そのどれもが私の幼い記憶のそこかに残っている母の着物姿でもあり、大切なものです。今回新しい命をふきこむことができました。体の小さい母の着物で内揚げに布の余裕もなかったのに、私サイズに出来るとは思っていませんでした。仕上げられて嬉しいです。ありがとうございました。

 

やまもとコメント

和裁の醍醐味を感じられたお品物でしたね。身長、裄、身幅等体型が違っていても、解いて反物に戻し仕立て直すことができるのが和裁です。今回の大島紬は胴にハギ布を足すことなく形にすることが出来ました。汚れが多かったり「なんだか私には合わないかも」と思う物でも色を足したり染め替えたり、帯等に形を変えることで新しい思い出を作り出す事ができるかもしれません。「見てもらうのも恥ずかしい」なんて思わずにぜひご相談下さいね。

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三越カルチャーサロンにて袋帯のお仕立て講座を行います。

全4回の講座です。

柄は20点ほどカルチャーサロンにてお選びいただけます。金糸、銀糸。モダンな柄やカジュアルな柄まで、生地によっては差額が発生いたしますが、お手持ちのお着物に合わせたくなる帯を自分の手で作りあげる楽しさを感じて見ませんか。

↓春に行なわれた名古屋帯講座の様子です。

裁縫のご経験のない方でも針や生地の動かし方の見本を見て頂きながら進めていきますので、安心してご参加いただけます。

帯にあわせて着物や帯締め、帯揚げのコーディネート例も学ぶことが出来ます。

 

■場所:日本橋三越本店新館9階「三越カルチャーサロン」
■日時:10月27日(日)、11月3日(日)、11月24日(日)、12月8日(日) 各日10:30〜12:30
■価格:121,000円(税込)〜  

■講師:山本秀司(やまもと工藝代表)
■持ち物:裁縫道具

お申込みはこちら↓
https://mitsukoshi.mistore.jp/bunka/product/7050900000000000000001154082.html?rid=a8e974b40b6d48368ea6f1714b0b9d3b

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七歳の晴れ着 (ピンクとブルー、車輪紋風柄)

作品名 七歳の晴れ着
(ピンクとブルー、車輪紋風柄)
制作者 A.Kさん

受講生徒コメント

ある日、孫から「お願いがあるの、私の七五三はピンクとブルーのお着物がいいな」と思いもかけないリクエスト。その言葉に即座に浮かんだのが、母のタンスにあった着物でした。紬なのでと思いながらも、孫のリクエストのイメージに近く、私のお気に入りの柄でもありましたので、先生にご相談しました。母の形見であることなどをご考慮いただき、縫い直しをご指導いただきました。七五三ぎりぎりに仕上がり、お祝着として着てもらいました。大正ロマン風で孫にとってもお似合いで、孫も息子夫婦もとても喜んでくれました。お正月やお書初めにも活躍しました。思いかけず母の供養にもなり、何かで繋がっているような不思議な感覚になりました。孫の一言に感謝です。

 

やまもとコメント
七五三から始まり、成人式で終わる子供の成長を祝うお節句ですが、これはそこまでよくぞ育ってくれた子供の魂に祝いの衣をまとわせる儀式です。それが代々の衣で、その子の為に作り替えられたとあったなら、どんなにその子が守られることか計り知れません。
真新しいものはそれなりに意味がありますが、ご先祖からの物を身に付けられる喜びもあるのです。
レンタルもありますが、意味を思うと残念ですね。

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