映画賞

きるものがたり 山本きもの工房

山本秀司(和裁士 和服の仕立て師)が主宰する着物工房や和裁教室の物語です
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染替えた道行コート

作品名 染替えた道行コート
制作者  A.岩橋 さん








生徒コメント
結婚が決まった時、母はたくさんの着物を自ら縫ってくれました。「若い娘の着物はきれいでたのしいねぇ」と、夜になるとおしゃべりしながら縫っていました。

その若い娘もはや60才。さすがにそのまま着ることができないので染め直し、その当時はやりだった短い羽織をコートに作り直しました。

母の糸をほどくのは寂しい様な気がしましたが、母にとっては娘がコートが縫えるほど成長して嬉しいという思いのようです。

ちょっとコメント
きものの思い出は世代を超えて受け継がれるもの。お母様とのやり取りが頭に浮かびます。

工房のお教室でも、皆さんよくおしゃべりしていますよねー。
縫っている時って、オンとオフが自由自在なので、そんなこともおもしろい理由だと思います。
楽しく縫ってもらえる事が一番です。だからコートも出来上がるんですね。

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錦彩織の単衣

作品名 錦彩織の単衣
制作者  M.T さん







生徒コメント
透け感があるので、かなり縫うのに苦労したものです。
白の縫い紋を入れていただいたので、安心してお出かけできます。
よく見ると地紋に色々な正倉院文様が入っていて、これからの着物ライフを楽しめそうです。

ちょっとコメント
とてもいい色のこの反物をお持ち込みになり、 次はこれを縫いたいと相談を受けたときには、 ひゃー難しいのをもってきたなと思いました。 ですけれども、長い時間をかけながらも、自分の手で縫い上げることができました。何が難しいかというと、段のある織りの違いで、反物の巾が 全て違っているのですね。ですから、段ごとに 巾の寸法を変えながら縫っていったのです。まず、普通のお教室の生徒さんでは絶対に縫えなかった代物ですよ。プロでも大変な着物を縫い上げたTさんはすでにセミプロです。これからも色々教えてくださいね。
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自作の草木染め絵絣「蝶々」

作品名 自作の草木染め絵絣「蝶々」
制作者 R.O さん







生徒コメント

絣で一匹の蝶々を織りました。はたして柄が合うか不安でしたが、「着ると見えなくなるけれど、絣を合わせましょう」と先生に助言をいただき、衿先まで柄合わせができました。そして大切な一枚が仕立て上がりました。
表地と胴裏を合わせるのがとても大変でしたが、仕立て上がるとさて次はと、楽しみになります。
衿先までの絣合わせは自分では考えていませんでした。気づかせていただいた”先生の助言”はとてもあたたかく、感謝いたしました。織り手として心に残る一言でした。ありがとうございました。

ちょっとコメント
私たちは縫うことしかできず、それを教える事に喜びを感じていますが、大島さんは糸の段階から着るものを考えて、染めて、織って、縫って、そしてそれを着て活用していくのは私たちからみたら、スーパーウーマンにしか見えません。衿先の柄合せは、その時々の柄で決まってきますが、そのことぐらいは私たちは得意といわせてください。
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羽尺を着物に

作品名  羽尺を着物に
制作者  C.U さん








生徒コメント
黒系のおしゃれ着を探していたら、素敵な羽尺に出会いました。
遠目に見るとオレンジ色にも見えて不思議。
先生に選んでいただいた袖口、すそまわしのピンク色がすごく効いていて、とても気に入っています。

ちょっとコメント
山本の得意とすることに、その人に合わせたカラーコーディネートが施せるということがあります。これは指定どおりに色の染めをコントロール(コーディネート)する技術がなければできません。色を決めている時は私もとても幸せに感じます。

外注さんの染元にも感謝です。これからも目指す色がしっかりと染めてもらえることを祈るばかりです。実は日本の染色の規制が厳しくなり、好きな色も染められなくなる時代に突入しています。染めたい色がある人はお早めに。

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末娘の羽織

作品名 末娘の羽織
制作者  E.M さん








生徒コメント
「何にしてもイイから使って!」と知人に頂いたピンクと茶の細い縦縞の着物で、娘がスグに「カワイイ!!」と飛びついたものでした。一ヶ所強いシミもあり、着物で着るには縞がすこしクドイ感もあったので、羽織に作りかえる事に決めました。
娘の要望で、ヒザ丈の長めのものにしました。縫うにはずっと薄物ばかりを扱ってきたので、少々厚めで針を抜くのに大変でした。が、柄が縦縞なので、真っ直ぐに縫うのはキレイにできたかなぁ〜
娘には大変よろこばれました。衿裏のちどり縫いがおもしろかった!です。

ちょっとコメント

最近ではこの羽織の襟をキチッとすわる仕上げが出来る職人も少なくなってしまいました。

なので教室の方が羽織を完成させた時には、こちらも嬉しくなってしまいます。

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沖縄で出会った琉球絣

作品名 沖縄で出会った琉球絣
制作者  冨田 御幸 さん








生徒コメント

沖縄旅行で出会った琉球絣です。
お茶のお稽古をしている影響で、無地やフォーマル系の着物が多く、普段に着て歩く着物がとても欲しかったのです。
反物が広げられた時に、目が惹き付けられ、一目で気に入りました。深い青色の中に散らばるジンダマ模様の黄色やグリーン。私の求める程よい華やかさを漂わせる柄行きでした。
楽しくおしゃれができそうです。

ちょっとコメント
黄の帯をジンダマが結ぶ、素敵な柄配置に出来ました。毎年、春目前に仕事で沖縄に行くのですが、希望者も一緒に行くんです。
コースは喜如嘉の芭蕉布の平良さん〜久米島紬の組合〜首里の紅型〜南風原の琉球がすり、と盛りだくさん。皆さん私共が行くと大歓迎してくれます(感謝)普通の見学とは違う職人同士の着物の話を聴けるので、皆さん頭の中が大変なんですって。
楽し過ぎた!旅行想い出しますね。
ぜひまたご一緒に、近いうち(何年内か)に行きましょう。

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マンゴー

作品名 マンゴー
制作者  S 紀子 さん







生徒コメント

山本先生にご紹介頂いた、山梨県で染色をされている岩崎ご夫婦の大ファンになりました。1〜2年前にお会いした時、色々なフルーツをイメージした反物を見せて頂きました。その時マンゴーのイメージの反物はなかったのですが、マンゴーが大好きな為お願いして織って頂きました。
期待以上に可愛い反物が工房に届いた時、ますます岩崎ご夫婦のファンになりました。縫い進めていくのも楽しくて幸せな時間でした。この夏に着られるのがとっても楽しみです。

ちょっとコメント
染織IWASAKIさんは山本も懇意にお付き合いをさせていただき、約9年前に知り合ったのですが、作品を見た瞬間に良いセンスを持ち合せているご夫婦だと思いました。だからこそ皆さんにも自信を持ってオススメしています。実は紀子さんも何本もIWASAKI作品をお持ちですよね。一緒にファンになっていただいて光栄です。これからもどんどん着ていってくださいね。
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立体形状の帯

作品名  立体形状の帯
制作者  Y.Hさん






 
生徒コメント
「心よきもの展」で出会いました。
「立体に織る」という世界、藤田織物の想い、お話には大変感銘とおどろきを覚えました。熟練の職人さんに織られた帯の光の当たり方により、様々な表情に変化していく様子を楽しみたいと思います。
ほぼ3シーズン締められるということで、大切にしたい帯です。
 
ちょっとコメント
大変素晴らしい織り上がりの八寸帯ですね。この張り感伝って来ますでしょうか?
麻地ではなく、絹地で表現してあります。
皆さんが勘違いしていることで九寸帯の幅を狭く織るのが八寸帯と、出来上がりの幅をかえただけで八寸帯が織り上がるだろう!幅もないし、かえって楽なのでは?とお想いの方がほとんど。
実は大変さ、技量が問われるのがこの八寸帯なのです。
着用事は芯も入れることはしないし、耳は見えるし、そのものだけでカッチッと完成していなければなりません。
目利きの視点として「そのものだけで帯として成立している」かどうかです。
その点で藤田さんにはいつも脱帽するのです。
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雪輪訪問着

作品名  雪輪訪問着
制作者  momoさん






 
生徒コメント
20代初め頃に買ってもらった訪問着です。自分で着たのは2、3回でしたが、
最近になって、娘が2回着る機会に恵まれました。
ところが着た後に実はカビが生えている部分のあることがわかり、洗い張り、仕立て直しとなりました。30年もしまってあったので、こういうことになるんだなあとわかりました。(でも素人目にはわからなかったんです)
 
ちょっとコメント
きものは皆さんの体と同じタンパク質でできています。
きものを箪笥から出して飾ってあげる事は非常に良い事ですし、大切です。
空気の入れかえで畳み直すだけでも違います。
それは何故かと言うと、きものは酸化して化学変化を起こし続ける性質があります。(世の中のもの全部そうですけどね)
ですからずーっと箪笥の中にしまいっぱなしにしていると、表面に出ている部分(例えば一番上、背や脇の縫い目、肩山や袖山や裾)と、畳まれて密着され空気に触れていないところで、酸化していくスピードの違いがでてしまい、くっきりと色の境目が出来てしまう事があります。
すべての物がそう言う訳ではありませんが・・・。
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紫根染 絞り 道中着

作品名  紫根染 絞り 道中着
制作者  N.K さん








生徒コメント

某朝ドラヒロインの羽織を見て、「あ!」と思い出した古い反物。
眠っていた反物は羽織ではなく道中着となりました。
裏は工房で選んだもの。とても気に入っています。
飾り紐はあまりかわいいものは似合わないかも、と、茗荷結びにしました。
道中着を縫わなかったら知らなかったかもしれません。
お休みがちのお稽古ですが、日々あくせくとしていている私には、
和裁のお稽古は気持ちを切り替える大切な時間です。
先生、ありがとうございます。

ちょっとコメント
着物を縫うことは昔の女性にとっては必須科目で、学校の 授業にもあり、上手になる事が良い結婚相手の条件にもなりました。その頃の和裁というのはまさしく必死に訓練のように縫う和裁でした。それが今、形が変わり、山本に来て縫うことが至福の時といってもらえることは、プロの和裁士の私たちにとって至福の言葉となります。こちらこそありがとうございます。
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