映画賞

きるものがたり 山本きもの工房

山本秀司(和裁士 和服の仕立て師)が主宰する着物工房や和裁教室の物語です
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お茶席の付け下げ

作品名 お茶席の付け下げ
制作者 A.M さん








生徒コメント
お茶席で着られる物をと思って選んだ反物です。
かれこれ5年近くも和裁を習ってきたので、そろそろかしこまった着物も縫えるかと思いましたが、ハードルは高かったです。
それでも初釜に着て行ったらほめてもらえたので良しとしましょう。

ちょっとコメント
自分ではそう思うかもしれませんが、ハードルを次々と飛んでいるのはMさんご本人です。すごいじゃないですか。他人に見てもらって喜びを感じさせる着物が縫えている訳ですから、大いに自信を持ってどんどんハードルを飛んで下さい。選手ってそうやっていつのまにかできるようになっているもんですよ。きびしく訓練してほしい時は言って下さい(笑)

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はじめての袷

作品名 はじめての袷
制作者 Y.盒 さん








生徒コメント
浴衣の次は柔らかもの袷に挑戦しようと見せていただいた反物の中から、かわいさと上品さを合わせもつこの小紋を選びました。
真っ直ぐ縫ったつもりが曲がっていたりと何度もやり直し、ゆっくりとしか進みませんでしたが、習い始めて一年でこんなに素敵な着物を仕上げることができ、とても感激しています。

ちょっとコメント
着物を縫うということは、お教室で考えたらとても大きな作品ですから、皆さんは自分には難しいだろうと感じてしまう節があるのは当然ですね。そこのところを山本ではなるべく苦労を感じさせず、楽しく完成に導くようにしています。これってなかなか難しいことなんです。そこが山本のテクニックかな。もの作りを楽しむ、それに着物を選んでくださりありがとうございます。

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菊菱模様の小紋

作品名 菊菱模様の小紋
制作者 K.S さん








生徒コメント
工房の「心よきもの展」の時、先生が広げてくださった茶色好きの私にはたまらない着尺です。何とも愛らしい菊菱模様にも惹かれました。
何年もお世話になっていますが、何度も同じ事を親切に教えていただくことには、只々感謝致すのみです。覚えられなくても、それでも通える工房の何とも言えない雰囲気が大好きなのです。

ちょっとコメント
私たちも楽しんでもらえたり、喜んでもらえることが、自分たちのエネルギーの源になっているんですよ。あまり 堅苦しく教え込んでもプロになっていただく訳ではないですから、自分のために自分が喜べる条件で進めていってもらえることが、お互いにハッピーになれる事なんだと思います。これからもこんなやりかたでやっていきますので、Sさんいつまでも楽しんで笑顔を見せてください。

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千紗の雛祭り被布

作品名 千紗の雛祭り被布
制作者 K.萩原 さん






生徒コメント
前回、一反の布から1歳になる孫の雛祭りのために一ツ身の振袖を縫いました。今年は2歳、一針一針健やかな成長を祈りつつ、同じ生地でお対の被布を作りました。一ツ身の振袖は肩あげ、腰あげを2歳の寸法に下ろして着せると、やはり女の子なんですね、嬉しそうにはしゃいでおりました。次は何を着せようかと楽しみです。

ちょっとコメント
成人式までつづく日本の節句祝いは、よくぞここまで命を永らえてきたねと、着物を「新調」して着せてあげるお祝いなんです。今の時代には簡単に着るものが安価に手に入ったり借り物もありますが、本来はそういう意味を持っています。

代々伝わるものを着せる場合には、その子のために寸法を整え、何か一つ以上新しいものを(足袋、草履、髪飾り、帯など)準備してあげたいですね。そんなことを実現させている萩原さんはとても素晴らしいと思います。お孫さんにも必ず伝わっていますよ。

命のお祝いにどんな愛情を準備してあげれるか!・・・その子が持つ未来の価値観も変わってくるかも知れません。

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紅花染め紬胴抜き仕立て

作品名 紅花染め紬胴抜き仕立て
制作者 Y.T さん








生徒コメント
友人からの依頼で作成いたしました。袷、単衣の合わさった胴抜きと呼ばれる仕立て方です。当初、生地が少ない分、楽なイメージで取りかかりましたが、単衣の作り方が頭からすっかり抜け落ちていたため、実際には混乱続きだったように思います。
関東の気候ですと、長く活躍させられそうなので、自分用としてもこの仕立てで作品を作りたいと思います。

ちょっとコメント
この胴抜き仕立てという作り方は、外から見た時は袷に見えます。その代わり、背中の部分の胴裏という裏地が省いてあるので「胴抜き仕立て」と呼ばれています。 その分胴裏生地は少なくて済むわけです。表生地との 相性もありますが、暑がりの方には重宝される仕様です。

山本では、この胴抜き仕立てのお袖の部分を単衣にし、袖口や裾の裏地のふきも出さずに仕立てる「はざま仕立て」というのを開発しています。袷にも見えるし、単衣にもみえますので、衣替えのはざまに便利に使い分けられるアイテムとなります。

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紫色の訪問着

作品名 紫色の訪問着
制作者 S.S さん








生徒コメント
母の訪問着を私のサイズに仕立て直しました。随分前に洗張はすませていましたが、衿の汚れが変色して目立っていたので気になっていたのですが、変色した部分を下前の衿先にし、きれいな部分で共衿にするという工夫を教えていただきました。

上前の柄合わせと背紋はずれないように先生が合わせて下さったので、きれいに仕上げる事ができました。ありがとうございました。今回は8月から1月末までの5ヶ月間かかりましたが、次はもう少し短期間で袷が縫える様、頑張りたいと思います。

ちょっとコメント
着物は解いてつなげると、また一枚の反物に戻ります。縫い込みがすべて生かされている訳ですね。

反物になるからこそ洗い易くなるし、新たな染めも加えられる訳です。衿に関しては綺麗な地衿を半分にして、元の共衿と取り替えたわけです。もし身頃が汚れれば、他の身頃と入れ替えられますし、お袖とも入れ替えられます。これも他部との入れ替えを可能にした和裁の技術であり、一本の糸でやさしく手縫いで縫ってあることも再生可能な理由です。日本の昔からの智恵「もったいない」エコ文化ってすごいですね。

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茶色の単衣

作品名 茶色の単衣
制作者  M.K さん








生徒コメント
手持ちの帯と合わせられる色、柄のものを選びました。
だんだん形になっていくのが見えてくると、”着物を縫っているんだなぁ”という実感が芽生えました。ただ、手際の悪さと段取りが噛み合わず不安になることもありましたが、その度に直美先生に助けて頂き、なんとかここまでこぎ着けました。ありがとうございます。
着物を着て出掛ける日を楽しみにしています。次回は袷を予定しています。

ちょっとコメント
プロになるコツって何だと思いますか?実は技術を覚えるということではなくて、生地の動かし方や糸の取り方そういう段取りを覚えていくことが、プロへの道となるんですね。ですから、それを覚えたらもうプロですよ(笑)
何かと技術ばかりに目がいきがちですが、いかに生地に遊ばれず縫い進めていくか段取りとリズムを研究する方が大事ですね。

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染め替え道行コート

作品名 染め替え道行コート
制作者 Y.N さん








生徒コメント
昔購入した朱色のコート地を染め替えて頂きました。とても落ち着いた色に変わり気に入っています。仕立ては大変でした。
お袖以外は割り縫いの為、細かくまっすぐ縫うこと、長着のようにキセをかけてごまかすことができません。小衿の角は額縁のように仕上げることが難しい技術で、丁寧に教えていただいたおかげで、きれいに仕上げることができました。くるみボタンはまっすぐに付け、身頃の方がつれないようにつけることが難しく、何度も縫い直しして仕上げました。

ちょっとコメント
染め替えは、皆さん喜ばれますねー。
この再生出来る技術は、和裁の技があってこそのたまものです。
今回は、元の布が少し取って置いてあったので、とても参考になりますね。

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羽織を帯に作り替え

作品名 羽織を帯に作り替え
制作者 Y.M さん









生徒コメント
母の古い羽織を二枚、名古屋帯に仕立て直しました。
ずっとしまったままだったので、あちこちシミがひどかったのですが、先生がシミは帯にしたときに目立たないところへ回して、つないでいくと昔の短い丈の羽織が帯一本分の長さになりました。凄い!
かわいい柄だったので、使えるものになって嬉しいです。

ちょっとコメント
羽織が帯になるの?と驚かれる方も多いですが、接ぎを入れながら帯の形にする事ができます。それも日本の和裁技術の神髄で、一本の糸でやさしく縫い合わせていますから、生地への負担が少なく、痛めていないので再生しやすいという特長を持っています。そこがすごいですね。昔の羽織は大柄が多く、いい景色のものもありますので、そういったものを現代の帯にすることはとてもモダンな帯になって素敵ですね。

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大島KIRIKO

作品名 大島KIRIKO
制作者 H.K さん








生徒コメント
今の時代の大島紬といった感じで、色柄ともとてもモダンなのに魅かれました。色の濃淡を合わせるかずらすかで、全く雰囲気が異なります。柄合せ(裁ち)の大切さを学びました。
相変わらず手が遅く、先生には手とり足とり辛抱強く教えていただき、ようやく仕上がりました。忙しく暮らす中、「縫う時間」は心が静まるとても大切なひとときです。形になっても嬉しく、着て嬉しく、身も心も幸せに包まれます。

ちょっとコメント
この大島のぼかしの間隔は数あるデザインの中でも非常に難しい部類に入ります。

一つ合わないだけで全体が合わなくなります。反物をよく観察し、頭の中でデザインを構築していきます。その中で、暈しをずらしながらの段が付け下げ風に流れるのを察知して、とても良くなるとKさんにお勧めしました。

見事に縫い上げましたね。おめでとうございます。私も同じく幸せに包まれます。感謝!

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