映画賞

やまもと工藝 きるものがたり 

山本秀司(仕立て師:袈裟、茶入・茶碗袋、和装)が主宰する仕立て教室の物語。やまもと工藝の徒然
半期に一度の展示販売会: 11月13日(水)〜 16日(土)10時〜17時 ワークショップ:紅花染め帯揚の製作
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昭和をしのぶよすがの羽織 (濃き紫、波の地紋に絞りの柄)

作品名

昭和をしのぶよすがの羽織

制作者

NONNA.N さん

受講生徒コメント

この羽織は――1911年(明治44年)11月13日に生まれ、8人の子供を産み育て、大勢のお弟子さん達に日本舞踊を教え、最後の舞台は100才、103才の時には自宅からかなりの距離のある公民館まで徒歩で来館、娘さんの作品が展示されている3階まで階段を昇り降りし、106才の誕生日の翌日、あちらの世界へと旅立たれた方――の持物でした。奇しくも私の母もこの方と同じ1911年11月13日生まれでした。そんな御縁もあって、私がいただくことになりました。あちこち変色していて、袖口など白っぽくなっていましたので、色掛けをしていただきました。
この年代の方達は人生の良い時期に、第二次世界大戦の戦中戦後の苦しい生活を否応無しに甘受させられました。その世代の方々の御苦労をしのんで愛用させていただきたいと思っています。

 

やまもとコメント

絹の着物は色も変わりやすく管理も手間がいりますが、色の変わってしまった箇所も色を薄く塗っていく技術が確立されているのです。

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七歳の晴れ着 (ピンクとブルー、車輪紋風柄)

作品名 七歳の晴れ着
(ピンクとブルー、車輪紋風柄)
制作者 A.Kさん

受講生徒コメント

ある日、孫から「お願いがあるの、私の七五三はピンクとブルーのお着物がいいな」と思いもかけないリクエスト。その言葉に即座に浮かんだのが、母のタンスにあった着物でした。紬なのでと思いながらも、孫のリクエストのイメージに近く、私のお気に入りの柄でもありましたので、先生にご相談しました。母の形見であることなどをご考慮いただき、縫い直しをご指導いただきました。七五三ぎりぎりに仕上がり、お祝着として着てもらいました。大正ロマン風で孫にとってもお似合いで、孫も息子夫婦もとても喜んでくれました。お正月やお書初めにも活躍しました。思いかけず母の供養にもなり、何かで繋がっているような不思議な感覚になりました。孫の一言に感謝です。

 

やまもとコメント
七五三から始まり、成人式で終わる子供の成長を祝うお節句ですが、これはそこまでよくぞ育ってくれた子供の魂に祝いの衣をまとわせる儀式です。それが代々の衣で、その子の為に作り替えられたとあったなら、どんなにその子が守られることか計り知れません。
真新しいものはそれなりに意味がありますが、ご先祖からの物を身に付けられる喜びもあるのです。
レンタルもありますが、意味を思うと残念ですね。

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振袖寸法直し (白地、御所車模様)

作品名 振袖寸法直し (白地、御所車模様)
制作者 S.Hさん

受講生徒コメント

教室に通い始め、肌襦袢が終わり、まず最初に挑戦したのが娘の振袖の寸法直し。成人式に向けてリサイクル着物を買っていたのを先生のアドバイスで身丈と身巾を詰めました。成人式に間にあうのか心配でしたが、自分でもわからないうちに通っているうちに出来てしまった、という感じです。1ヶ月後の成人式には私の手で着付けましたが、寸法がぴったりだったので手間取ることなく、自画自賛ですがきれいに着せることができました。もしも直していなかったら、かなり大変だったと思います。でも先生に教わっていなければ、そんなこともわからないまま成人式を迎えていたことでしょう。私にとってもすばらしい成人式となりました。


やまもとコメント

ご成人おめでとうございます。成人式は新しい服装で、髪も大人の髪型に結いあげる元服が由来とされています。リサイクルやお母様の振袖で、サイズはだいたい合っていて、柄も気に入っているからとそのまま着る方も多いかと思いますが、裄や身頃等、手を入れ、針を入れ直すことで本来の成人式の意味を持って祝うことが出来るのではないでしょうか。お母様が手直しし、着付けた振り袖を着た事で、お嬢様は晴れやかな成人式を迎えられたことでしょうね。

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娘の振袖と長襦袢

 
作品名 娘の振袖と長襦袢
制作者 M.S さん




生徒コメント

娘が中学生の時に「この子の成人式に着せる振袖を自分で縫いたい」と思い、和裁教室に通い始めました。

振袖の生地は、娘が高校生の時に工房にあった物を一目惚れで選んだものでした。

色味や柄が4年後になっても本人が気に入っているか、とても不安でしたが成人式当日まで変わらず気に入ってくれていて良かったです。とても似合っていたと思います。

マイペースなため振袖と長襦袢で2年程かかりましたが、難しい部分は先生が分かりやすく教えてくださいました。

時にはポイントとなる大事な部分は見本として縫い進めてくださったりと、最後まで楽しく縫い上げる事が出来ました。

娘と私に、人生で忘れる事のない思い出を作る事が出来ました。

ご指導いただき、ありがとうございました。


ちょっとコメント
本当におめでとうございます。振袖も山本好みとして置いてあったものがお嬢様にぴったりお似合いになって良かったです。 長襦袢も絵羽になっている手染めの暈しが入った逸品で、大変手間のかかった作り方をしてあるものです。写真の色が悪くてごめんなさい。
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次女の振袖

 
作品名 次女の振袖
制作者 M.S さん





生徒コメント

娘が思い描いているものになかなかめぐり逢わず、こちらの工房でも何点か見せていただきましたが、次第にわからなくなってしまったのです。それでも色々他のお店も見ているうちにこの振袖に目がとまり、娘自身が決めました。とてもかわいいと思いました。

長女に続き、次女の振袖も縫わせてもらった事に大変幸せを感じました。縫っていると難しかったり、思うようにはかどらなかったりしますが、いつも楽しかった!と感じていました。自分で点数をつけることは難しく、今まで応援やはげまし、協力していただいた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。



ちょっとコメント

振袖の縫い始めも、誰だって最初は雲をつかむ感覚で縫い進めますでしょう。そして段々と型がわかり完成へ向けて邁進する訳ですが、実は仕事も同じです。苦しいと思うのは最初だけ、気楽にやり進めてもいいのです。結果として振袖をニ枚縫った事実があるわけですから、それを自分の大いなる自信の源にしてください。

更に発展して、山本も支えてください。

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長女の振袖

 
作品名 長女の振袖
制作者 M.S さん





生徒コメント

娘と二人で振袖を見に行き、色々合わせてみた結果、娘自身が選んだ物でした。うらやましいほどステキに見えました。知人のすすめで飛び込むような形で、こちらの工房に入会し、仕上がるのか、間に合うのか不安な気持ちのまま始まったのです。

先生方の的確なご指導に理解できず、もたもたしている自分に焦りを感じ、くじけそうな時もありました。でも、娘の振袖を縫いたいと言うことは私の夢でもありましたので、必死に取り組みました。思い通りの出来栄えではありませんが、自身の充実感と達成感と嬉しさでいっぱいでした。娘に喜んでもらえたら、本当にもっと嬉しいです


ちょっとコメント

不安は焦りを呼び、焦りはミスを呼びます。最初の不安!がいけませんね。完成に向けたワクワク感を大事にする事です。

お嬢さんはきっと感謝するはずです。気持ちを素直に親子間で表現するのは苦手な子もいます。年を重ねていけば、これだけの事が自分に出来るのか自問自答することでしょう。親の偉大さは必ず伝わりますので。

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臙脂色の振袖

 
作品名 臙脂色の振袖
制作者 C.U さん



生徒コメント
娘が着たい臙脂色と、私の好きなすっとした竹。ちょっと地味な感じも娘の好みです。
縮緬の地紋と刺繍・・・。縫い進めるのに変化が多く、習い始めて日の浅い私には無謀です。長い長い袖にため息をつき、衿のくけに泣きが入ったはずなのに、ふと気付くと出来上がっていてびっくり。という感じです。
先生の魔法は凄いです。これからもよろしくお願いいたします。

ちょっとコメント
おめでとうございます。平面であった布を3次元に作り変えてしまったのは、Uさんあなた自身です。ビビデバビデブー!笑。見事やり遂げましたね。
魔法と思えたのは、それぐらい苦労も自然に楽しみながら出来た証拠ですね。
振袖や祝い着を初めての方にもそう感じていただける様に導けるのは、私達にとっても誇れる技量ですし、喜んでもらえて嬉しいです。
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娘の振袖用長襦袢

 
作品名 娘の振袖用長襦袢
制作者 音tennis さん





生徒コメント
帯、振袖に続いて長襦袢です。
長襦袢は難しいから最後にという事だったのですが・・・縫ってみたらその意味がわかりました。
見えている方は真っ直ぐ縫えたと思ったら、見えない裏側がたるんでいたり、縫わない布を引っかけていたり、少し慣れてきたと思っていたのに振袖の時よりずれていくような・・・やっぱり思ったように縫えません。(>_<)
あ゛〜と叫びたくなる事が何度もありましたが、まち針をたくさんうってやっと何とかなった感じです。
しかしこの頃になると何処を縫っているのか少し分かってきて、自分でも出来上がっていくのが楽しみになってきました。
娘も心待ちにしてくれていたので、励みになり楽しく縫えました。

ちょっとコメント
最初からは誰だって上手くは出来ません。大切なのは最初の一歩を踏み出すことです。
それからは放物線を描くように上達し、完成へと導かれます。
放物線なので最初はなかなか上手く出来ないし分けも分らず心配ですが、不安なんてものは持たなくてよいのです。こちらに預け手放す様に解放させましょう。
ただただ目の前の事を一生懸命やって楽しもうとすればいいだけです。
以外にも次々に光明的な閃きがあるものですよ。
さまざまな家庭や仕事場でぶつかる問題も同じなのではないでしょうか・・・明るく前向きに取らえる様に思考して最初の一歩を踏み出す勇気を待ちましょう。

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音tennis:振袖

 
作品名 音tennis:振袖
制作者 K.W さん





生徒コメント
振袖を作るきっかけは、2012年6月の”きるものがたり”の展示前を通りかかった事です。
娘は体が小さく洋服のサイズも着られる物を見つけるのが大変なので困っている時に先生に出会い、「その悩み解決出来るよ」という言葉を信じて縫ってみました。
初めは縫おうと決心したものの、和裁の事は全く分からず、思うようにも縫えず、何回も縫い直したりしていると、こんな事始めちゃって大丈夫かな、まともに出来上がるかなと不安に感じる事もありました。でも先生方の丁寧な指導のおかげで初めて縫ったとは思えない物が出来上がりました!感激です(T-T) ありがとうございましたm(_ _)m
それから、段々出来上がっていく様子や、着物に関する先生の話、他の生徒さんの話や出来上がっていく様子が楽しみで、楽しくなってきました。皆がもっと気軽に着物が着られるといいなと思います。次は長襦袢です・・・がんばります・・・

ちょっとコメント
Wさんは最初から振袖を縫うことが目的でしたので、最初の基本の針の持ち方を習得できた時点で、いきなり振袖を縫い始めたのです。信じられない!ですか?ほらここに現実があるじゃないですか。
振袖の後、長襦袢と袋帯のお仕立ても見事終えてから肌襦袢を縫いました。


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母の留袖

 
作品名 母の留袖
制作者 アニキさん




コメント
元々この着物をなんとか形にしたくて、山本先生に出逢うきっかけとなった作品で、私にとって意味の深いとても大切な一枚です。
それは大好きな母の形見で、仲人をする事が多かった両親のその和装を子どもの頃から何度となく目にしてきました。「いつかこの着物、私にちょうだいね!!」と母に云っていた事もあり、母は早くに譲ってくれました。が、だいぶ着こんでいたのと、母は横に大柄だった事もあり、4年前に洗い張りに出し、バラバラのまま手元に置いてありました。どこか仕立てに出そうと探していて山本教室に辿りつき、自分で縫う決心をしたのです。
他でお針を習っている友人に「初心者には絶対無理!!」と云われました。確かに通い始めて2本目、浴衣、喪服に続いてまだ3本目の私にまさか本当に縫えるとは思いませんでした、が、直美先生のご指導で「ここからここまでぐしぐしして!」と云われるがままに縫っているうちに形となり、無事完成をみる事ができました!!! 何しろ部品の名称や地の目もよくわからず、しるし付けをしてもまがってしまう様な生徒によくこんな難品を縫わせてくれたと感謝、感謝です。しかも作成中に姪の結婚が決まり、ギリギリで間に合わせて頂き、初袖通しが出来、また孫の第1号の婚儀に着る事が出来て亡き母にも喜んでもらえたと思います。ありがとうございました。
自分で着付けましたが、サイズもぴったりなので着くずれもせず快適でした。

ちょっとコメント
私達も嬉しくて、言葉もありません。叶えられて感激です。

こんな様々なバックボーンを持つ着物たちが「きるものがたり展」に並びます。
27年4月10日〜15日 作品入れ替え12日16:00 
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