映画賞

やまもと工藝 きるものがたり 

山本宗司(袈裟、茶入袋、着物帯の仕立て師)が主宰する教室の物語。やまもと工藝の徒然
やまもとセレクトの、芭蕉布、宮古上布、久米島紬、琉球由来の生地が常時30本展示中
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子供用長襦袢(東京衿)

作品名 子供用長襦袢(東京衿)
制作者 M.K さん

 

 

 

 

 

受講生徒コメント

以前クリーム地に蝶柄の絵羽着物を七五三(七歳用) に縫いました。その時はもう時間が足りず、長襦袢は”お下り”で間に合わせました。その後着物はしまったきりでしたが、今度知人の子供さんが着て下さることになりました。せっかくなので元々考えていた組合わせで着ていただこうと思い、とりかかりました。
新型コロでの影響で、これまで以上に思うように進まずヒヤヒヤしましたが、お陰様で仕上がりました。 丁寧なご指導をありがとうございました。


やまもとコメント

今回のためにお仕立ていただいたと知ったら、とても喜んでいただけることでしょうね!
お着物も、長襦袢も蝶の柄で揃えられているなんて、とてもおしゃれですね!
蝶は向かい蝶など家紋にも使用されるほど、昔から身近であり、優雅に舞う姿は惹かれるものがあります。オレンジ色の長襦袢ということで、元気で華やかな女性に成長される姿を想像させてくれますね。

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孫娘の祝い着

作品名 祝い着
制作者 F.Tさん

 

受講生徒コメント

今年七歳になる孫娘の祝い着用に、昨秋の工房展で購入しました。先生のご助言で選んだ八掛の色も鮮やかで気に入っています。

仕立て直せば大人になってからも着ることができると伺い、七五三での孫や大学生になった孫などを想像しながら楽しく縫わせていただきました。十数年後に縫い直す時もこの手でできるよう願っています。

やまもとコメント

表地となじむような色を選ぶことの多い八掛ですが、 補色になる色を合わせたことで、表と裏がお互いに引き立てあい、祝い着らしい華やかな着物になりましたね。着物ならではの色のとり合わせですね。揚げをたくさん取ってありますので、揚げから丈を出したり、袖と身頃を切り替えることで、身長に合わせることができます。

お孫さんの成長を感じながらのお直し。和裁の素晴らしさも感じていただけることと思います

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お祝い着

作品名 七歳 七五三の着物と長襦袢 
制作者 Y.渡辺さん

受講生徒コメント

<七五三の着物>

七歳の七五三のために、娘と一緒に工房へお邪魔して本人が選んだ反物で作りました。家で縫っていると「これ、私の着物だよね♪」といつもなんだか嬉しそうにしていました。七五三の写真撮影では出来上がった着物を着て、いつになくおしとやかにしていました(笑)娘にとっても私にとっても、この先ずっと思い出に残る作品になると思います。頑張って良かった!

<七五三の長襦袢>

ピンク色の着物の袖からチラッと黄色の襦袢が見えたら可愛いだろうな〜。と一目で気に入った生地です。縫い上がって娘に着せてみると、襦袢だけでもすごく可愛い!着物を着せるのがもったいないくらいでした。肩上げやら腰上げやら手順の多い子供物ですが、先生がテキパキと指導してくださってなんとか着物、長襦袢、袋帯、全て七五三までに完成することができました。先生、ご指導ありがとうございました。


やまもとコメント

よかった!大変嬉しいです。これこそ山本が手渡したい、お手伝いしたい喜びなのです。この子の人生に母親の愛情がどれだけ手渡されたのか計り知れませんね。七五三〜成人式はその子の為の祝い着を魂に着せてそこまで育った命を祝う節目の行事です。形になった着物と共に永遠の思い出になってゆくでしょうね。振袖も頑張りましょう!!

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子ども浴衣

作品名 子ども浴衣
制作者 肥後 三津枝 さん

 

 

 


受講生徒コメント

以前にも子供の浴衣を仕立てたので、今回は2回目です。時期だったので、可愛い柄の反物がたくさんあり、前回白地だったので、今回は黄色地を選び(向日葵分)、もう一枚(茜音分)は白地を選びました。
2枚一緒に仕立てれば覚えるかなと思いましたが、寸法が6才用と7才用だったので、寸法表を見間違いをしてしまいました。
糸印がついているにもかかわらず、間違い、集中力・注意力の無さを反省しています。でもとてもかわいく仕立てられて良かったです。一枚ずつ細かな部分を注意しながら仕立てていくのが良かったかなと反省しています。


やまもとコメント

2枚同時進行で進めましたので、衿や裾等、各箇所の手順は理解いただけたかな!と思います。子供用は大人に比べて丸みも大きく、肩揚げ、腰揚げがつくと子供らしくなり、可愛らしいですよね!!成長を感じながら1年ごとに肩、腰揚げをかえて、夏の思い出を作っていっていただきたいです。

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孫娘との夏祭り

作品名 孫娘との夏祭り
制作者  S.N さん

 


受講生徒コメント

保育園の夏祭り。駅前の夏祭り。至福の時間を孫娘たちと過ごしました。
浴衣にはないちょっと長めの振袖が自慢です。
先生に言われるがままに「ここからここまで一分で、ぐし縫い」「はい。ここは3分でくけてください」
気がついたら出来上がっていました。本当に自分で作ったのだろうか?


やまもとコメント

お孫ちゃんとの微笑ましい情景が浮かんできます。そんな時が私共もやりがいを感じられる一時です。ありがとうございます。
和裁も職人技ですから覚えるのは大変。でも苦労はするかもしれませんが、自分の手で作り上げた達成感と残る喜びは中川さんだけのものです。そこはやり遂げたと自信をもってください。すごいことです。

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1/2成人式

作品名 1/2成人式
制作者  M.K さん

 


受講生徒コメント

「七五三」の次は「十三まいり」まで着物を縫う機会がないなあ・・・と残念でした。すると小学校で「1/2成人式」をするというではありませんか。式は通学服ということですので、同じころに家族でお祝いできればいいなあと思っていたところ、ちょうど本人お気に入りの色の七五三用仮絵羽が見つかりました。丈が足りるか少し心配でしたが、先生が工夫して下さって、もう少し背が伸びても大丈夫です。あちこちに難はありますが、思い出の一着になりそうです。丁寧なご指導をありがとうございました。


やまもとコメント

大人になった時、よき想い出とあいまって、着物を着てくれる人になりますね。小さき時に触れなければ恥をかきたくないので声にも出しません。「知らない」のが一番こわいのです。日本文化の危機がここにあります。

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千紗四ツ身のお雛様着物

作品名 千紗四ツ身のお雛様着物
制作者  K.萩原 さん

 

 

 


受講生徒コメント

前々回、孫の千紗の雛祭りのために、一ツ身のピンクの着物と被布を縫いました。
4歳になった今年、羽織を解いて四ツ身の雛祭り着物を作りました。
3月3日、ギリギリセーフの出来上がり。着せてやると鏡の前へ走り、「〜おとめ〜♪」と歌いながらポーズ。着物好きな女の子になってほしいと思います。
長襦袢まで縫う時間がなく、直美先生のお知恵拝借。半衿は衿裏に一部縫い付け、羽織裏を使った袖は、袖付け位置に縫いつけました。裾除けはゴムで、スカート風にはきます。お転婆千紗には動きやすくてぴったりです。
今回も時間に追われ、ご心配おかけしました。裁ち方も工夫していただき、ありがとうございました。和服っていろいろな知恵がいっぱい詰まっているのですネ。


やまもとコメント

幼き頃に着物に触れていれば、大人になった時、必ず想い出がよみがえり着てくれるようになります。
子供の頃に触れることも無ければ、大人になって声に出すこともないのです。

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総絞り四ツ身祝着

作品名 総絞り四ツ身祝着
制作者  橋本 恵子 さん

 


受講生徒コメント

義理の妹の孫の七五三のお祝い着です。妹は昨年19年間の闘病の末、天国に旅立ちました。生前、自分は探せないからと、自分の娘が着た四ツ身を実家のタンスの中にあるはずなので探して欲しいと頼まれました。田舎に帰る度に探しましたが見つからず、代りに見つけたのが反物で、私が縫うことにしました。
仕上りを待たずに逝ってしまいましたが、きっと天国で孫の晴れ姿を喜んでくれると思います。この着物の長襦袢を今手掛けているところです。


やまもとコメント

19年とは一言でいえますが、それはそれは大変なご苦労と努力とご家族の深い絆があり、多くの想い出とともに、この着物も絆を繋ぐアイテムの一つになったのですね。

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娘の成人式振袖と長襦袢

作品名 娘の成人式振袖
制作者  松井 恵理 さん

 


受講生徒コメント

ずっと縫ってみたかった大作でしたが、すでに数年前から借りる約束をしていたので、それで済ませることにしていたのですが、急遽借用できないことになり、”では縫おう!”とタイムリミットぎりぎりで決心し、娘のひと目ぼれの柄で縫い始めました。実際に縫い始めると針の通りにくい部分があり、また柄により糸を細かく変えなければならなかったり、絵柄を合わせる作業だったりと手間のかかる事が多く、なんとか当日着せることが出来たのは先生の陰のお手伝いのお陰ととても感謝してます!
娘も母手作りの着物で、帯は私の成人式の物を締め大満足で”是非自分の娘にも自慢しながら着せたい!”とずい分先の夢を語ってくれました♡(笑)


やまもとコメント

山本にとっても、隠してあった!はずの一枚でした(笑) 嫁いでいったか〜という親心です。お嬢さんの気持ちにもウルウルしてしまいます。

 

作品名 成人式振袖用襦袢
制作者  松井 恵理 さん

 


受講生徒コメント

娘の振り袖を縫う決心をして生地の相談に娘と伺ったところ、本人がひと目で”コレッ!”と決め、合わせてこの襦袢が”とても軽くていいのよっ♡うちの娘のもこれで仕立てたのよ。”と勧めて頂き、生地の軽さ、手触り、柄ともに気に入り、即決しました!
期間的にもギリギリのスタートだったのですが、とても縫いやすく、ステキな柄が形になっていくのが楽しみでした。実際に着せてみると渋い柄で地味目な袖から赤くチラチラと見える襦袢が可愛くて大満足です。和装はやっぱりステキ!です。


やまもとコメント

この生地は、本来長襦袢にするには高級すぎる作り方の板張本小紋染!振袖襦袢分は着物2着分の価値です。こちらが用意できるのも、作り手に近い山本の得意とするところ。いい迫力です。この生地もあと少しで終了です。

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子供用浴衣

作品名 子供用浴衣
制作者  肥後 三津枝 さん

 

 

 


受講生徒コメント

七五三に着物が着れるかどうか心配で、まず浴衣で慣れさせようと思いました。また毎年見に行く花火大会にも着せたいと思い、子供の浴衣を仕立てようと思いました。小さいので白地の方が可愛いかなと。でも柄が大きかったのでちょっと心配しましたが、着せてみたら心配したほどではなく良かった(可愛かった) 子供の浴衣と言えども、一つ一つの作業が細かく、始末も多いなァと思いました。


やまもとコメント

子ども物は肩あげや腰あげの行程が最後にあるので、形になってから一手間二手間かかります。しかし、この「あげ」がなんとも子どもらしくて可愛らしいですよね。子どもさんは夏の間にグンと手足や背がのびます。来年は成長を感じながらあげを調節して何回か着る機会を作ってあげてくださいませ。今年楽しく浴衣を着てもらえますように願っています。

 

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