映画賞

やまもと工藝 きるものがたり 

山本秀司(和裁士:袈裟、茶入・茶碗袋、和装、仕立師)が主宰する和裁教室の物語。やまもと工藝の徒然
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総絞り四ツ身祝着

作品名 総絞り四ツ身祝着
制作者  橋本 恵子 さん

 


受講生徒コメント

義理の妹の孫の七五三のお祝い着です。妹は昨年19年間の闘病の末、天国に旅立ちました。生前、自分は探せないからと、自分の娘が着た四ツ身を実家のタンスの中にあるはずなので探して欲しいと頼まれました。田舎に帰る度に探しましたが見つからず、代りに見つけたのが反物で、私が縫うことにしました。
仕上りを待たずに逝ってしまいましたが、きっと天国で孫の晴れ姿を喜んでくれると思います。この着物の長襦袢を今手掛けているところです。


やまもとコメント

19年とは一言でいえますが、それはそれは大変なご苦労と努力とご家族の深い絆があり、多くの想い出とともに、この着物も絆を繋ぐアイテムの一つになったのですね。

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娘の成人式振袖と長襦袢

作品名 娘の成人式振袖
制作者  松井 恵理 さん

 


受講生徒コメント

ずっと縫ってみたかった大作でしたが、すでに数年前から借りる約束をしていたので、それで済ませることにしていたのですが、急遽借用できないことになり、”では縫おう!”とタイムリミットぎりぎりで決心し、娘のひと目ぼれの柄で縫い始めました。実際に縫い始めると針の通りにくい部分があり、また柄により糸を細かく変えなければならなかったり、絵柄を合わせる作業だったりと手間のかかる事が多く、なんとか当日着せることが出来たのは先生の陰のお手伝いのお陰ととても感謝してます!
娘も母手作りの着物で、帯は私の成人式の物を締め大満足で”是非自分の娘にも自慢しながら着せたい!”とずい分先の夢を語ってくれました♡(笑)


やまもとコメント

山本にとっても、隠してあった!はずの一枚でした(笑) 嫁いでいったか〜という親心です。お嬢さんの気持ちにもウルウルしてしまいます。

 

作品名 成人式振袖用襦袢
制作者  松井 恵理 さん

 


受講生徒コメント

娘の振り袖を縫う決心をして生地の相談に娘と伺ったところ、本人がひと目で”コレッ!”と決め、合わせてこの襦袢が”とても軽くていいのよっ♡うちの娘のもこれで仕立てたのよ。”と勧めて頂き、生地の軽さ、手触り、柄ともに気に入り、即決しました!
期間的にもギリギリのスタートだったのですが、とても縫いやすく、ステキな柄が形になっていくのが楽しみでした。実際に着せてみると渋い柄で地味目な袖から赤くチラチラと見える襦袢が可愛くて大満足です。和装はやっぱりステキ!です。


やまもとコメント

この生地は、本来長襦袢にするには高級すぎる作り方の板張本小紋染!振袖襦袢分は着物2着分の価値です。こちらが用意できるのも、作り手に近い山本の得意とするところ。いい迫力です。この生地もあと少しで終了です。

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子供用浴衣

作品名 子供用浴衣
制作者  肥後 三津枝 さん

 

 

 


受講生徒コメント

七五三に着物が着れるかどうか心配で、まず浴衣で慣れさせようと思いました。また毎年見に行く花火大会にも着せたいと思い、子供の浴衣を仕立てようと思いました。小さいので白地の方が可愛いかなと。でも柄が大きかったのでちょっと心配しましたが、着せてみたら心配したほどではなく良かった(可愛かった) 子供の浴衣と言えども、一つ一つの作業が細かく、始末も多いなァと思いました。


やまもとコメント

子ども物は肩あげや腰あげの行程が最後にあるので、形になってから一手間二手間かかります。しかし、この「あげ」がなんとも子どもらしくて可愛らしいですよね。子どもさんは夏の間にグンと手足や背がのびます。来年は成長を感じながらあげを調節して何回か着る機会を作ってあげてくださいませ。今年楽しく浴衣を着てもらえますように願っています。

 

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ティーンズ用長襦袢

作品名 ティーンズ用長襦袢
制作者 M.K さん

 

 

 

 


受講生徒コメント

十三まいり用のピンク(花紋)に合わせるため、振袖用長尺のかわいらしい柄をうまくみつけられました。繰越がない棒衿、袖丸が大きいというところ以外は、大人用の仕立て方と同じになったのではないかと思います。でも袖丈はまだ1尺6寸。次に長襦袢を仕立てる時は、大人用でしょうか?それとも先にお振袖用になるでしょうか?

どんどん背が伸びる(本人は足が伸びてると言ってます)このごろ、それが嬉しくもある一方で、もう子供らしい可愛いらしい柄から卒業してゆくのが寂しくもあります。お振袖セットに向けて、お直しなく縫い上げられるよう、もう1〜2枚練習しようと思います。それまでご指導をよろしくお願い致します。

 

やまもとコメント

子供はどんどん大きくなりますよね〜 そこで取り入れられているのが揚げを施しておく技術です。大人ものにもある内揚げの他に、肩揚げ、腰揚げ、があり幼い可愛らしさがあります。13歳参りが最後で、終わりましたら揚げを取り除きます。

やまもとの長襦袢の腰揚げは、着物と重なった時に同じ位置でダボツキ感がでないように、下の方に施しています。

 

 

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十三参り

作品名 十三参り
制作者   M.K さん

 

 

 


受講生徒コメント

「七五三」が終わったら、成人式まで晴着を着せるイベントがないなぁ・・・と残念に思っていたところ、関西(京都周辺)の風習十三参り(4月13日に数え年13才で嵐山の法輪寺(虚空蔵さん)にお参りして、智恵を授かる)の記憶が蘇りました。このお参りを終えるともう”大人”なので、肩揚げをとってもらったなぁ・・と懐かしくなりました。

ということで、大人らしい着物を反物から、しかも初めての”紋”付きに挑戦。花紋は誕生月(11月)に合わせて椿に、八掛は表地に合わせて染めてもらいました。花紋のデザインを選ぶのはもちろん、地のしに始まる全ての作業で生地を手にするたびに、つい嬉しくなりました。いつにも増して多かったお直し。先生の丁寧なご指導で”形”になりました。ありがとうございました。


やまもとコメント

紋の合わせの出来映えは、その仕立の質を見極められる箇所となります。「紋はキセ無し」と申しまして、いかにキセなく美しく合わせられるかに神経を集中します。100枚の着物を見てもいい紋合わせは1枚あるかないか。見かけることはなかなかありません。

好みや感覚の問題でもあるので一概に言えませんが、知っているか知らないか、美しいか否かの気付きのレベルの差は言葉や文字で伝える事は出来ないんですよね。不立文字そのもの、現代では難しいのかな。

下の者には上との差は分からない、感じる事さえ難しい。目の前に山がそびえてることすら見えない。しかし、その山を乗り越えた者はそこからの絶景を知っている訳です。

偉そうな事を言っていますが、私にも見えない山があるだろうと探すのです。見えた山は何とか登ろうと思うのです。が、怠け者の私は自分に鞭を打つのさえ大変で反省の日々なのです。

 

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千紗の雛祭り被布

作品名 千紗の雛祭り被布
制作者 K.萩原 さん






生徒コメント
前回、一反の布から1歳になる孫の雛祭りのために一ツ身の振袖を縫いました。今年は2歳、一針一針健やかな成長を祈りつつ、同じ生地でお対の被布を作りました。一ツ身の振袖は肩あげ、腰あげを2歳の寸法に下ろして着せると、やはり女の子なんですね、嬉しそうにはしゃいでおりました。次は何を着せようかと楽しみです。

ちょっとコメント
成人式までつづく日本の節句祝いは、よくぞここまで命を永らえてきたねと、着物を「新調」して着せてあげるお祝いなんです。今の時代には簡単に着るものが安価に手に入ったり借り物もありますが、本来はそういう意味を持っています。

代々伝わるものを着せる場合には、その子のために寸法を整え、何か一つ以上新しいものを(足袋、草履、髪飾り、帯など)準備してあげたいですね。そんなことを実現させている萩原さんはとても素晴らしいと思います。お孫さんにも必ず伝わっていますよ。

命のお祝いにどんな愛情を準備してあげれるか!・・・その子が持つ未来の価値観も変わってくるかも知れません。

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プレゼントの三つ身

作品名 プレゼントの三つ身
制作者  M.K さん





生徒コメント

知り合いの外国人カップルの赤ちゃん向けに作りました。
きっかけは、我が家のお姫様たちの着物姿をほめていただいたからです。
来年のお正月かひな祭りに遊びに来られた時に着せてあげたいと思い、
ナイショで作りました。喜んでもらえるか、ちょっとドキドキです。
残り布があるので、3才の七五三にはお揃いの被布を準備できそうです。
先生が上前の雲取り模様をきれいに合わせくださり
まるで裾模様のように上等にみえるので、私のお気に入りです。

ちょっとコメント
外国人の方が抱いている着物のイメージは、とても高貴な魅力ある衣に見えているようですよ。日本人は自国の文化衣装であるにもかかわらず、興味ないわという人が実はほとんどです。非常に残念ですね。外からの目で見ている諸外国の方たちの方が着物のパワーがわかるようです。そんなものをプレゼントするのですから、胸を張って下さいね。
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三つ身の着物

 
作品名  三つ身の着物
制作者  Y.S さん





 
生徒コメント
私が幼児期に着ていた着物を娘が着て、染みや傷みがあったのですが、
もう一度孫に着てもらえたらと思い、仕立て直しました。
自分が着ていた頃の事、娘が着ていた頃の事、
いろいろ思い出しながら針を進めていました。
娘が着ていた頃、成長と共に何度か揚を直していましたが、
理屈に合った内揚の縫い方を知り、勉強になりました。
昔、浴衣と同じ様な雑な扱いをしてしまったので、
もっと大切にすれば良かったと反省しています。
この思いを子、孫に伝えられればと感じました。


ちょっとコメント
3代に受け繋がれる着物、いいですね。
ものを大切に扱う日本人の知恵が凝縮されています。それを支えているのが和裁の技術です。
きもの生活の中での景色を作る一助になっていけたらと思います。
ぜひ下の代の人達に伝えていってください。
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孫の三ツ身

 
作品名  孫の三ツ身
制作者  橋本 恵子 さん

 
生徒コメント

遠い昔、今は亡き母が嫁入りの時、持たせてくれた羽織、

 一度も袖を通すことなく、タンスの中に眠っていたのを見つけて、

 孫の三ツ身に仕立て上げることができました。

まだ二才なので、来年の七五三のお祝に着せることができることを楽しみにしています。

 帯、ぞうり、なんと髪飾りまでちゃんと娘のをとっておりました。

 女の子でほんとうに良かったです。(笑)


 
ちょっとコメント
絞りの着物はいつ見てもどんなものも可愛く見えますよね。人の手が織りなす奥行きある表情がとても好きです。
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四つ身袖つき被布

 
作品名 四つ身袖つき被布
制作者 M.K さん




生徒コメント

私の好みですが、もうとっくにハデになってしまった羽尺で作りました。今回は特に、計算された柄合わせに「う〜んと」タメ息が出てしまいます。色はかわいいけれど、大きな柄で、そもそも大人の羽織用だったので、正直、形になればいい位の気持ちで縫い始めたところ、今まで作ったものの中で一番の私のお気に入りになりました。(着る本人も気に入ってくれればいいのですが) 

 これと合わせる黄色地の四ツ身は気に入ったようで「成人式に着る」と入ってくれています。が、さすがにそれはどう工夫しても無理でしょうね。この一枚で、またどんな思い出が増えるのか楽しみです。ご指導ありがとうございました。成人式まであと15年、今後も宜しくお願い致します。


ちょっとコメント
お子様の成長は早いものです。成人式も楽しみです。早めに取り掛かりましょうね。
今のきものも何処か利用できるように考えます、もう頭の中にはできました。
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