映画賞

やまもと工藝 きるものがたり 

山本宗司(袈裟、茶入袋、着物帯の仕立て師)が主宰する教室の物語。やまもと工藝の徒然
やまもとセレクトの、芭蕉布、宮古上布、久米島紬、琉球由来の生地が常時30本展示中
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

着物から作替へ 変り衿の道中着

作品名 着物から作替へ 変り衿の道中着(15枚目の私の終活)
制作者 NONNA.N さん

 


 

 

 

 

受講生徒コメント

この布は「あなたならなんとかすると思って」…と、私よりひと廻り以上齢の若い友人からいただいた単衣長着でした。彼女は物をとても大切にする方ですので、この度 単衣長着を道中着に変身させることが出来て、ホッとしています。
今回は衿で大失敗をしました。ヘチマ衿だと勘違いして仕上げましたが、実は長着の様に内側に折って着る衿だったのです。COVID‐19のため、3月以来、教室での対面の授業を受けていないための失敗でした。8月19日に直美先生に直していただき、記念すべき品となりました。
躍動的な若々しい柄なので息子のつれあいにプレゼントしようと思います。私の終活も15枚目となりました。


やまもとコメント

NONNA.N さんとはFAXやメモ、電話でやり取りをしながら作品を作り上げて参りました。リモートと呼べますでしょうか。私共も始まりから出来上がりまでを口頭や紙面でお伝えする経験が少なく、次の一手に悩まれる時間もあったかと思います。コートは様々な襟の形がある中で、上手く伝達できず、歯痒い思いをさせてしまったことは申し訳なく思います。しかし、リモートでやりとりしながらも形に仕上げる事が出来たことに私共も嬉しくて思います。

生徒の作品集  コート 道中着 | permalink | comments(0) | - | - | -

雨コート

作品名 雨コート
制作者 K.田中 さん

 

 

 

 

 

受講生徒コメント

紺地に草花の柄のこの着物を母はよく着ていました。好んで着たので裾には大分汚れがあり、洗った後ガード加工をしていただき雨コートにすることにしました。 濃い色は自分に似合わないと思っていましたが、 雨コートにしてみるとずっと前からこの形だったかのようにしっくりして私にも着れそうです。不思議です。生まれ変わった母の着物を大切にしていきます。衿の四角、前打ち合せ、縫代のしまつ、裾の丸み、どれをとっても巧みに計算されていてスゴイの一言でした。短い時間の中で一つひとつ丁寧に教えていただき完成することができました。感謝いたします。永年の御指導ありがとうございました。


やまもとコメント

着物からの仕立て替え。すでにパーツが分かれているので、ある程度どこにどのパーツを使用するか決まってくるものなのですが、決まっているからこそ難しい部分もあります。柔らかい生地でしたので肩すべりは着けませんでした。工程が進むたびに、仕立て替えの技術に気づいてくださり「すごい!」と驚いてくれる姿が嬉しかったです。ロング丈の雨コートですので裾は切れてもお直しが効くようにし裾切れ対応の仕立てにさせていただきました。たくさん着ていただいてお直ししてみてくださいね。

生徒の作品集  コート 道中着 | permalink | comments(0) | - | - | -

ちりよけと名古屋帯

 

 


工房にあったコート生地。

ちりよけになるようなコートが欲しいという生徒さんに選んでいただきました。

 

コート生地の残布が多くありましたので名古屋帯を提案したところ、「できるんですか!?すごい!」と喜んでいただき、ちりよけと名古屋帯作って頂くこととなりました。

帯にしても雰囲気のある生地でした。

生徒の作品集  コート 道中着 | permalink | comments(0) | - | - | -

茶色道中着

作品名 茶色道中着
制作者 田中玲子さん

受講生徒コメント

友人の道中着です。お母さんが染色家で、彼女が着ているのはすべてお母さんの作品です。そのお母さんが何年か前に他界をされ、遺品を整理していたら出てきた反物とのこと。色無地の着物用で共の八掛があったのですが、コートに仕立ててほしいとの依頼でした。大事なものを縫わせて頂き、感謝の一言です。先生のご指導のもとでなんとか仕上げることができました。


やまもとコメント

着物だけは特別な着る物だといつも思います。作り手の愛情がどれだけ沁みゆく物なのか計りしれません。たとえ着た物であっても喜んで次の担い手に受け継がれます。洋服だと新しい物であってもありがた何とやらになる事もあります。
ご友人にとってもかけがえのない逸品を田中さんが形にして届けた!田中さんにとってもすばらしい思い出になりましたネ。

生徒の作品集  コート 道中着 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

ウールのホームコート

作品名 ウールのホームコート
制作者 Y.Sさん

生徒コメント

実家のたんすで長年眠っていたウールの単衣を何かに活用したかったので、ホームコートにしてみました。ひもを作るのが初めてでしたが、筒状に縫った後に引っくり返すのが難しかったです。
ホームコートは着物を家で着る時に、エプロン代わりにもなり、防寒着にもなるので、別の柄でまた作りたいです。


やまもとコメント

よくがんばりました。紐はネ、大変なんですよね。細々していますから、その分コツもいりますし、それなりに時間もかかります。そのため、同じ共布で作ってあるコートは、既製品ではないオーダーの物だと判るのですね。組紐の飾り紐も趣があっていですよ。

生徒の作品集  コート 道中着 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

両親への上っぱり

作品名 両親への上っぱり
制作者 M.K さん

 

 

 


受講生徒コメント

足元がおぼつかなくなってきた両親に、もう浴衣も着物も着てもらえなくなりました。そこで春頃には袖なし羽織を作ろうかと一度は考えたのですが、陣羽織のようになってしまうとのことで一度諦めました。秋になって、お稽古がご一緒になった方が、キッチンコートを縫っておられるのを見て、「これだ!!」と飛びつきました。作成中のものを一時中断して、何とか年内に2人分作ることができました。衿が羽織の様にしっかりピンとしているので、きちんと感があるのが嬉しいです。急な変更にもかかわらず、準備とご指導をありがとうございました。


やまもとコメント

衿には羽織と同様に芯を入れていただきました。衿は身頃の縫込み等も一緒にとじるので、衿の厚みがバラバラになるのですが、芯の入れ方によっては全体を均一に見せ、ヘタリやすい衿元をしっかりさせることができます。衿元がきちんとしていると着姿もステキですよね。

生徒の作品集  コート 道中着 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

道行コート

作品名 道行コート
制作者 肥後 三津枝 さん

 

 

 

 

 

 


受講生徒コメント

道行コートは初めて仕立てます。初売りでいただいたものと若い時のコートを染め替えをお願いして、2枚同時進行で進めていきたいと思いました。衿を継ぐのが細かい作業で接着芯を使うのも初めてでした。染め替えのコートは前衿の角を作る時、抜き差しの糸がゆるくて、表に返した時、糸が見えていました。
また、飾りボタンを作ったり、取り付け等、教室ではほかの方がされるのを見てたけど、自分でやってみるとなかなか難しく、釣り合いが悪く、ボタンを付けてははずしを何回したことか。脇綴じも不思議で手品のようでした。


やまもとコメント

初売りの裏地とコート時のセットのものですね。衿まわりはしっかりさせたいので、接着芯を使用しています。ボタンは、平に置いてみてOKでも、つるしてみるとズレてしまうこともあり、調整が必要な箇所でもあります。2枚同時に進められていたので、お着物や来ていく場所に合わせて、コートをコーディネートするのも楽しみですね。

生徒の作品集  コート 道中着 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

道中着

作品名 道中着
制作者  Y.T さん

 

 

 


受講生徒コメント

今年1月、教室にうかがったときに、福袋でみつけました。着物にはおるものとしては初めての作品です。
あわせやすい色合いではないのかと思い、選びました。針が進みにくい生地だったので苦労しましたが、できあがってみると達成感でその思いもふきとびました。


やまもとコメント

南天のオレンジ色がポッと暖かく感じられる柄で、上着の必要な季節にはぴったりの色合いですね。Tさんのお持ちの着物に合わせやすいのではないでしょうか。

生徒の作品集  コート 道中着 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

ちりめんホームコート

作品名 ちりめんホームコート
制作者  Y.S さん

 

 

 

 


受講生徒コメント

以前、自分用にウールのホームコートを仕立てた時に、母から「私にもつくってー」とリクエストと一緒に反物が届きました。ちりめんは初めてでしたが、もこもこしてピタッと仕上がらず、何ヶ所かやり直しをしつつ、無事完成させることができました。
近いうちに母が遊びに来る予定なので、その時に渡したいと思います。よろこんでくれるといいな。


やまもとコメント

お母様のことを考え、お袖の形を舟底の型にしようか、まっすぐにしようかと、悩みながら進めていましたね。できるだけ軽いようにと縫い代が少ない型になりましたね。紐の位置等、終始お母様を思って縫っていらっしゃったので、喜んで頂けると思いますよ!!

生徒の作品集  コート 道中着 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

花柄亀甲地紋の道行コート

作品名 花柄亀甲地紋の道行コート
制作者  C.U さん

 

 


受講生徒コメント

老眼との戦い!この一言に尽きます。
今までは縫い目の目立たない「キセ」に助けられていました。「コート」はミシンで縫う目と同じ。
表地の織りがでこぼこしていて、細かくまっすぐに縫うのがとても難しかったです。
裏地はかわいく。表地は渋く。と理想通りに仕上がり、とても満足しております。(縫い目以外は)。


やまもとコメント

Uさんもコートを縫えるまでになりましたか!感無量です。何でもチャレンジしてOKで、コートもすぐ教えられるのですが、正直難しいのお解りになりましたでしょ!だから完成させた声を聞けるのは私も嬉しい。喜びもひとしおかな。

生徒の作品集  コート 道中着 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -