映画賞

やまもと工藝 きるものがたり 

山本宗司(袈裟、茶入袋、着物帯の仕立て師)が主宰する教室の物語。やまもと工藝の徒然
やまもとセレクトの、芭蕉布、宮古上布、久米島紬、琉球由来の生地が常時30本展示中
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浴衣その3

作品名 浴衣その3
制作者 A.K さん

 

 

 

 

受講生徒コメント

コロナで各地の花火大会が早々中止となり このまま三作目を縫うか迷いが出ましたが、スタートした企画なので続ける事にしました。 縦縞は縞に沿って縫う場面が多くあり、微妙な調整をしましたが、それも手縫いならではと感じました。縫い糸が地色とぴったりで縫い目のチェックが難しかったです。


やまもとコメント

縫い糸が地色と合っていると、指先の感覚が大切になってきますね。
縞をガイドラインにして縫えるので、線を引く手間はなくなるのですが、少しずれると目立ってしまうことがあります。少しのずれでもKさんは「あ!」と見つけて直されてましたね。きちんと縫った所をチェックして、何が違ったか振り返る姿を見かけることが何度かありました。 直しが苦手な方もいらっしゃいますが、ちゃんと縫い直されていてすごいです。

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青地花柄つい丈浴衣

作品名 青地花柄つい丈浴衣
制作者 Y.S さん

 

 

 

 

受講生徒コメント

丈が短かくて素材コーナーにあったゆかたで、最初は夏に家の中で着るワンピースを作ろうと思ったのですが、温泉に行った時に色浴衣が選べて、あ、こういうのほしいと思い、つい丈の浴衣に変更しました。家事をしやすいように と思い、袖も元禄袖のようにしました。着るのが楽しみです。縫う長さが多少短かいので出来上がりも 早く感じました。着心地が良かったらあと1、2枚 作りたいな、と思います。


やまもとコメント

男物も対丈となりますが、対丈の仕立てはおはしょりで調節できないため、身丈が体型にあった身丈に出来上がるかがポイントになります。お教室へ着物を着て来ていただける姿が続くようになり嬉しく思っていましたが、ご自宅でも着用されているとのこと!お袖を短くしたことで活動的な家事もタスキをかけることなく、動きやすく過ごせる場面が増えるのではないでしょうか。

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麻の葉柄の浴衣

作品名 浴衣
制作者 Y.S さん

受講生徒コメント

我流の洋裁をたまに趣味でする程度だった私が和裁を始めたのは、次女の成人式を2年後に控えた2019年の春でした。「全くの初心者が振袖を縫うなんてできるのだろうか…」と思いつつ、色々と教室を調べ、たどり着いたのが、やまもと工藝だったのです。恐る恐るメールをしてみたところ、山本先生から「2年あれば十分間に合いますよ、ぜひ一度見学にきてください」と、とても丁寧なお返事をいただき、思い切ってスタートしてみたのでした。練習の肌襦袢が終わってすぐに振袖にかかろうとしたものの、好みのうるさい次女が気に入る振袖を探すのに手間取り、練習を兼ねて縫おうと思い立ったのが、長女の浴衣です。教室で見せていただいた中にあった、しゃりっとした上質な生地感と大きな麻の葉柄がモダンな印象の反物。「これだ!」とほぼ即決してしまいました。そこからは「夏の間に渡せるように」と、教室での時間以外に自宅での宿題も設定していただき、自分の中ではかなり早く仕上げられたのではないかと思います。もちろん、縫い目は不揃いだし、ガタガタ。毎回毎回自分がどこを縫っているのかわからなくなるし…先生に手取り足取りご指導いただいたおかげでなんとか完成した初作品ですが、おかげさまで長女は大変気に入ってくれました。外国人も多く住むシェアハウスの仲間たちと浴衣でのお出かけを多く計画していたようです。長女の喜ぶ顔を思い返しつつ、次は次女の振袖です。一向に上手くならず、作業の遅い自分の手に心が折れそうな時も多々ありますが、日々の雑多なことを忘れて黙々と針と布に向き合う時間を大切にしていきたいと思います。
やまもとコメント

篠田さんが思い切ってスタートしてくれた事で、普段は知ることのできないとても贅沢な時間を感じていただけたのではないでしょうか。お振袖もお直しメインの大作です!一緒に頑張りましょう。

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子供物の浴衣

作品名 子供物 浴衣
制作者 M.Kさん

 

受講生徒コメント

何年も前に四つ身浴衣も教室で作った時、“自主練”でもう一着なんとか作って、従姉妹のところにプレゼントしました。ふと思い出して近況を聞いてみたら、身長もすっかり伸びたとのこと。大きい子の物の自主練にチャレンジするのは無理というより危険なので、教室でもう一度学ぶことにしました。縫っていると、大きなバラの花がここにあったらいいなと思うところに必ずちゃんと出てくるので、嬉しくなりました。最後に腰揚げしても、ちゃんとバラが出てきました。最近、浴衣を着た人を見るとつい柄合わせをチェックしてしまいます。いつかまた裁ち講座で柄合わせを勉強したいです。でも何回も失敗が必要なんでしょうね。ご指導をありがとうございました。


やまもとコメント

人は何にひきつけらお教室の最中に「あら!ここに花があったらいいなぁと思っていたら、ちゃんとありました!」という喜びの声が、完成が近づくにつれて増えていき、私共も嬉しかったです。従姉妹のお子様が着用している姿をイメージしながら縫っていらっしゃるのだと感じました。大人物と子供物では柄のポイントが少し違いますが、着る人がイメージできる子安さんなら、きっと良い場所に柄を置くことができるでしょうね。裁ち講座も開催が決まりましたら、お知らせ致しますね。

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仕立てたかった浴衣

作品名 浴衣(紺、格子柄)
制作者 Y.Iさん

受講生徒コメント

最後の最後で一着、一ヶ月で浴衣を作れて良かったです。巾の短い反物で、衿が足りなくて先生に工夫してもらって、なんとかなり、作りたかった反物で完成する事ができ感無量です。ありがとうございました。

 

やまもとコメント

反巾がせまく、袖はミシンで接ぎをしていただきました。Iさんの身丈では総尺も少し足りませんでしたので、下前の地衿は別布を足しました。お教室に通える日に限りがありましたので、宿題が続きましたが「完成させたい!」という思いがしっかりと形になりましたね。この夏たくさん活躍してくれる一枚になりましたね!

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絞りの浴衣

作品名 絞りの浴衣
制作者  音tennis さん

 

 

 

 


受講生徒コメント

この浴衣は伯母が長い間反物で持っていたものを譲り受けました。古い物なので変色があり、寸法も短めで縮んでいて縫いにくそうだなあと思い先生に相談すると、これは絞りだから延ばして縫うのだと教わり、また一つ新しい事を知りました。
又、柄の問題もあり、通常の浴衣とは少し縫い方が違うということで、着物は出来上がりはほぼ同じ形に見えるのに、色々な縫い方がある事も教わりました。秋に出来上がったので、来年の夏を楽しみにしています!と思っていたら、長襦袢を着れば着物としても着られそうな柄だねという声を聞いたので、来年フライングをして早目から着ようと思案中です。今回も楽しく縫えました。ありがとうございました!


やまもとコメント

絞りの浴衣でしたので、巾出しの加工をしてから縫っていただきました。反物の長さが短かったので、衿はつまみ衿、衽はカギ衽の形で、音tennisさんの寸法に合うように準備させていただきました。袖巾もギリギリで、少ない縫い代ですが、三つ折りぐけをがんばってました!
単衣の長襦袢と今回の浴衣を合わせて、着る機会が増えそうで楽しみですね。

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名前に惹かれた古渡染浴衣

作品名  名前に惹かれた古渡染浴衣
制作者  K.萩原 さん

 

 

 


受講生徒コメント

6,7年前、たまたま通りかかった呉服屋さんが閉店セールをしていました。色と柄が素敵な男物の浴衣地、何より「古渡染」というネーミングに惹かれ求めました。何を作るという予定もなく、手元にありましたが、長女のお婿さんの浴衣としてこの度、形にすることができました。古い生地らしく巾、丈はギリギリでしたが、出来上がってホッとしています。縫い易い生地でしたが、地色ピッタリの糸の色で老眼の身、ちょっぴり苦労しました。


やまもとコメント

古渡染とは「海を渡ってきた古い染め」という意味で、室町時代の頃に渡来した木綿布への染織技術の更紗染めのことです。男物でも丈がギリギリでしたね。きっとお婿さんの浴衣になるために早めにHさんの手元にたどり着いたのでしょう。兵児帯や角帯でも楽しめる浴衣ですので、たくさん着て夏を楽しんでいただけそうですね。

 

呉服業界では古渡り〜など良く見かけますが、私どもは特に古い生地も扱う事が想定されるので、むやみに「古」という言葉は付けません。これが付いた商品は「300〜400年の前のもの」という「冠」の意味を持つ美術品になるのです。

博物館に行くとよく分かります。江戸期の物には付いていませんが室町時代の物には「古」の冠が付いている名称があるものです。

教授してくれた友人に感謝。

 

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息子の浴衣

作品名 息子の浴衣
制作者 Y.T さん

 

 

 

 


受講生徒コメント

大学祭の催しもので浴衣を着用するという息子のため、思いがけず作ることになりました。大学祭までという作成する時間が限られているため無理を言って先生にご協力いただき、なんとか間に合わせることができました。本当にありがとうございました。
たまたま運悪く目の調子が悪く、眼科に通いながらだったので、縫目が見えずギブアップしようかと悩みながらの毎日でした。丁寧にできていませんが、仕上がって息子に着せてみると「馬子にも衣装」とても素敵に見え、苦労した甲斐があると思いました。


やまもとコメント

息子さんの浴衣をつくりたいと話してくれたとき「間に合うかなー、無理ですかね」と心配そうに話されていましたが、ばっちり完成させることが出来ましたね!お稽古の回数を増やし、ご自宅でも宿題としてお持ち帰りして頑張っていたTさんの姿を見ていたので、こちらも全力で応援させていただきました。見えないなーと思いながらも針を持つお母様の姿を見て、息子さんも嬉しかったことでしょう。大学祭だけでなく、毎年たくさん来てくれることを祈っております。

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娘の黒地に花火柄の浴衣

作品名  娘の黒地に花火柄の浴衣
制作者  橋本 恵子さん

 

 

 

 


受講生徒コメント

浴衣が欲しいと言っていた娘の為に、偶然去年の福袋の中にあった布地を見つけて縫い上げました。
黒地は背の高い娘に良く似合うと思っています。5月に初めての子供を出産しましたので、夏には着てもらえるかなと思っています。

 

やまもとコメント

黒地に花火。まさに真夏の夜の風物を、そのまま切り取って着ている様な意匠で素敵ですね。福袋も年々人気が出てきました。来年も頑張りますね〜 鬼が笑うかな。。

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初めて縫った浴衣

作品名 初めて縫った浴衣
制作者   佐々木安津紀 さん

 

 

 


受講生徒コメント

初めて着物を縫って、すべて手縫いで作ることはとても大変だということがよく分かりました。
一枚の布が浴衣になるというのがとても面白くて、作っている間は完成するのがとても楽しみでした。
一着縫い終えてみると「自分で作った」というのがとても嬉しいです。夏になったら着てみようと思っています。


やまもとコメント

素直な佐々木さんの人柄はとても素晴らしいと思います。教えていてもこちらが癒されるようです。これからもその達成感、高揚感、満足感を忘れることなく、続けていってください。
今後は着ることもね。

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