映画賞

きるものがたり 山本工藝(新しい屋号になりました)

山本秀司(和裁士 :袈裟/袋/衣仕立て師)が主宰する和裁教室の物語。山本工藝の徒然。。
<< August 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

白山紬

作品名 白山紬
制作者   N.二宮さん

 

 

 


受講生徒コメント

色味が気に入ったので日焼けでの変色があるということを了承済みで購入しましたが、改めて見てみると思った以上に広範囲に変色してしまっていました。
それでも工房で、色かけして直せるという提案をしていただき、お願いしましたら「あら不思議!」という位、どこが変色していたかわからないほど素敵に甦ってくれました。
そうやって色々な方法で再生できるのが着物の素敵なところかなと思います。
とはいうものの、私の腕(?)ではかなり縫いづらい代物で作業は遅々として進まず、完成までかなり時間がかかってしまいました。
和裁を習っている割にほとんど着物を着ていませんでしたが、ここまで手がかかったのでちゃんと着てあげないといけないなと思っているところです。

 


やまもとコメント

色かけ(色ハケ)は、染色補整師の仕事になります。私から頼むことのできる補整師は何名かいらして、人ごとに仕事の得意とする所を見極めてお願いしています。頼りにしています。どこの時点で頼むのがいいか、見極めるのが私の仕事となります。

生徒の作品集  紬 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

紬の袷

作品名 紬の袷
制作者 M.K さん

 

 

 


受講生徒コメント

袷に入りました。白っぽい地色のものがあればと思っていて、母の遺した物の中に、この生地を見つけました。里山風の柄もいいなと思い、縫い直すことにしました。
胴裏と八掛は新しくして、私のサイズに全部を合わせて頂きました。胴裏と八掛を縫い合わせるところが寸法通りにいかずに大変手間取りました。何とか仕上げました。前回の単衣を着て出かけた時、とても着心地のよさを感じたので、袷を着てみるのがとても楽しみです。


やまもとコメント
単衣と比べると袷は手間が掛かります。単衣や長襦袢を何枚も縫わないと袷を教えてもらえないという事を現代でもよく聞きます。ある程度のプロを目指すのであれば,当然その方が早く仕事を覚えられるので合理的です。

でもブログで見ての通り、教室ではご自分の物を縫うのでそのようなことはありません。山本流の運針技法が一ヶ月ほどで身に付けば,振袖でも帯でも直し物でもリクエストを受け付けてます(基本からずれたもの無理な時もありますよ)

 

「縫うことに充実し楽しんでもらう」お陰様でお教室には笑顔が溢れています。

「目の前の一人によりそう」20年前に一人の夢を叶えるために始めた和裁教室。

いまでは全国に広がっています。

 

生徒の作品集  紬 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

「グランド・ジャット島の日曜日の午後」

作品名 「グランド・ジャット島の日曜日の午後」
制作者 R.K さん

 

 

 


受講生徒コメント

スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」の柄の小紋です。印象派の代名詞と言っても良い、この点描の大作を総身に絡おうとした方が、何十年か前に居たなんて!!
「和服の意匠って面白いなぁ」とずっと思っておりまして、いろいろ眺めて楽しんできましたが、泰西名画復刻着物にはびっくりです。その遊び心に思わずニッコリ。迷わず京都から持ち帰りました。
生地に痛みはありませんでしたが、寸法が小さく、内上げもありませんでしたので、解き洗い張りに出し、胴はぎを入れ、八掛もブルーに変えて、私用に完全カスタマイズ。いろいろ寄り道もしましたので、結局昨年一年掛かりましたが、大満足です。
これを着て上野でも乃木坂でも展覧会に出掛けましょう。印象派展では合いすぎなので、うんとアバンギャルドな展覧会がいいですね。
お導き下さいました先生方、本当にありがとうございました。


やまもとコメント

本紙とは一見似ていますが、大胆に変えてある所がまた職人魂が見てとれる様で、楽しめる着物ですね。

生徒の作品集  紬 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

羽尺で着物

作品名 羽尺で着物
制作者 Y.T さん

 

 

 


受講生徒コメント

工房での展示会にて、羽尺から着物をという絵羽が展示されており、お話をうかがったところ、生徒の中ではまだ作成をした人はいないとの事で、ならば私が!!と思い選んだ反物になります。
当時薄めの色合いの小さめの柄の小紋が作りたいと思っていたので、イメージピッタリだったのです。普段最初から羽織を作ろうという発想にはならず、羽尺を広げて見る事もなかったので、これからは選択の幅が広がった様に思います。


やまもとコメント

その通り!羽尺で着物が作れるというメリットは、とてつもなく大きいのです。それが出来ると言ってくれる百貨店も呉服店も仕立て業者もまだありません。発想は山本ならではだと思います。

これから広がっていく事でしょう。その一号があなたです。この生地の取り方ならば、着物で楽しんだ後、接ぎ手を入れずに羽織やコートに変化させる事も可能なのです。

羽織として要尺は少ない「小紋」なのですが、すべての柄は合わせてあります。

生徒の作品集  紬 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

ラオス製シルクの袷

作品名 ラオス製シルクの袷
制作者 Y.T さん

 

 

 


受講生徒コメント

ラオスで織られた、なんとなくワイルドでエキゾチックな感じのする生地です。光沢があって魅力的と思ったのですが、お着物にしたときにどんな風になるのか想像できず・・・八掛の色、すごく迷ってエイッと決めた色がちょっと渋すぎて、「クール・・・だけど魚海岸のおかみさんみたいになるわよ」って一緒に選んでくださった生徒さんが言われたのも、後から納得でした。
うまく生地を活かせたのか自信なしですが、初めての袷完成でバンザイ!と言いたいです。
先生ありがとうございました!


やまもとコメント
山本にセレクトして置いてあった生地ではありませんでしたが、私も大好きでラオスの生地は用意してあります。手機ではないようですが広幅であったりリーズナブルなのは日本では有り難いですね。

知識もどんどん細かいところまで習得していって国家検定試験を受けれるようになられてください。がんばれ〜

生徒の作品集  紬 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

クリーム色の紬

作品名 クリーム色の紬
制作者 K.藤井 さん

 

 

 


受講生徒コメント

知り合いからいただいた袷を単衣に仕立て直しました。
縫い目が目立たない生地だったので、縫いやすくてよかったです。ただ、衿をくける時に、表に縫目が出ないように気をつけたつもりだったのに、何ヶ所かやり直しをしなければなりませんでした。くけるのはやっぱり大変でした。次回はもう少しうまくくけられるようになりたいです。


やまもとコメント
綺麗な大島です。

藤井さんにぴったりに作り直されて生き返ったよう。きものも喜んでいるようですね。寸法の割り出しは私がお客様のを仕立てる時の寸法の出し方と全く同じで、時間をかけて吟味しています。

生徒の作品集  紬 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

横段柄紬

作品名 横段柄紬
制作者 R.T さん

 

 


受講生徒コメント

母の単衣の着物を袷に仕立て直しました。
山本先生にご指導を頂いて10年。やっと言われていることがわかるようになりました。和裁の入口に立てたのでしょうか。最近は縫うということがとても楽しくなりました。これからもいろいろな物に挑戦していきたいと思います。


やまもとコメント
のんびりでOK「覚えなくちゃ!」というプレッシャーが全くないのが山本のスタイルです。こんな大きな作品もコツコツやれば完成できる物づくりを楽しんでもらうのがコンセプトでした。

逆に一人でも出来るようになりたいセミプロを目指す方もいますよ。

カリキュラムがないというのも特徴。針の持ち方が分かれば、難しい直し物や振袖に挑戦する人もいます。

生徒の作品集  紬 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

紅花染め紬胴抜き仕立て

作品名 紅花染め紬胴抜き仕立て
制作者 Y.T さん








生徒コメント
友人からの依頼で作成いたしました。袷、単衣の合わさった胴抜きと呼ばれる仕立て方です。当初、生地が少ない分、楽なイメージで取りかかりましたが、単衣の作り方が頭からすっかり抜け落ちていたため、実際には混乱続きだったように思います。
関東の気候ですと、長く活躍させられそうなので、自分用としてもこの仕立てで作品を作りたいと思います。

ちょっとコメント
この胴抜き仕立てという作り方は、外から見た時は袷に見えます。その代わり、背中の部分の胴裏という裏地が省いてあるので「胴抜き仕立て」と呼ばれています。 その分胴裏生地は少なくて済むわけです。表生地との 相性もありますが、暑がりの方には重宝される仕様です。

山本では、この胴抜き仕立てのお袖の部分を単衣にし、袖口や裾の裏地のふきも出さずに仕立てる「はざま仕立て」というのを開発しています。袷にも見えるし、単衣にもみえますので、衣替えのはざまに便利に使い分けられるアイテムとなります。

生徒の作品集  紬 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

大島KIRIKO

作品名 大島KIRIKO
制作者 H.K さん








生徒コメント
今の時代の大島紬といった感じで、色柄ともとてもモダンなのに魅かれました。色の濃淡を合わせるかずらすかで、全く雰囲気が異なります。柄合せ(裁ち)の大切さを学びました。
相変わらず手が遅く、先生には手とり足とり辛抱強く教えていただき、ようやく仕上がりました。忙しく暮らす中、「縫う時間」は心が静まるとても大切なひとときです。形になっても嬉しく、着て嬉しく、身も心も幸せに包まれます。

ちょっとコメント
この大島のぼかしの間隔は数あるデザインの中でも非常に難しい部類に入ります。

一つ合わないだけで全体が合わなくなります。反物をよく観察し、頭の中でデザインを構築していきます。その中で、暈しをずらしながらの段が付け下げ風に流れるのを察知して、とても良くなるとKさんにお勧めしました。

見事に縫い上げましたね。おめでとうございます。私も同じく幸せに包まれます。感謝!

生徒の作品集  紬 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

ブルーの大島

作品名 ブルーの大島
制作者  早川 聡子 さん








生徒コメント
大叔母の遺品のゆづりわけの日、二さおのタンスの中から2点の品を選んだ内の1品。細かい目の中に、かすかに木の模様のある地味な色で、明るい色の好きな私にとっては地味ではあるが、その小さな木々が好きになりそうだった。

縫いながら故人のことなど考えているうちに、だんだんと早く仕上げて着たくなってきた。布は縫いやすく、軽くて着やすそうだ。

裾まわしを新しくしたので、裾まわし利用の小物を作ってみた。丁度ひなまつりの頃だったので、手まりにした。

女の子のおまつり―ひなまつりの頃になると、亡くなった祖母、母、妹などと一緒に楽しんだひなまつりを想い出す。 遠い親せきの大叔母様の着物をゆづりうけたのも女系の楽しさを感じた。

ちょっとコメント
一つの着物を作り直して生かすことによって、感じられた日本の奥ゆかしいお祭り!こんな形で和裁が一助になっているなんて生業としてやっている私達にはなかなか感じられませんね。でもそれを教えていただけるお教室は何と素晴らしいんでしょう。こちらこそありがとうございます。

生徒の作品集  紬 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -