映画賞

やまもと工藝(新屋号)きるものがたり 

山本秀司(和裁士 :袈裟/袋/衣仕立て師)が主宰する和裁教室の物語。やまもと工藝の徒然。。
新工房15周年記念/新春の集い:1月28日 ホテルニューグランド/フェニックスルーム
<< October 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 黒ウールの単衣 | main | 柳蜻蛉絽付下げ >>

辻が花模様の振袖

 
作品名 辻が花模様の振袖
制作者 R.K さん




生徒コメント
家に持ち帰り、畳紙を開き、出来上った振袖を眺めて思いましたのは、「これ、本当に私が縫ったのかしら?」でした。
手が遅く、器用でもなく、さしたる向上心もない生徒でしたが、先生方のお導きのおかげで、綺麗な振袖を仕立てる事ができました。心より御礼申し上げます。
実家由来の思い出と思い入れのある反物(仮絵羽)で、一針一針娘の幸せを願いました。二十歳の誕生日を前に、帯、長襦袢と揃って整い、嬉しい気持ちでいっぱいです。

ちょっとコメント
「ここ掘れワンワン」と申しましょうか、無事完成にに導けたのは感無量に嬉しいことですが、実際に手を動かし縫い上げたのはKさん本人です。自分自身を褒めて上げてください。

大切なのは、お嬢さんの為に手縫いで心を込めて「針を抜き刺し」してあるという事実です!
このことで魔を祓うことが出来ます。
日本人はこういうことを大切にしてきました。私自身もそういう事は起こりえると思うし、信じてこの仕事を納めています。
そんなの迷信と言われれば、それはその人の価値観でいいでしょう
戦時中、お守りに作られた千人針や、刺し子で何か作る事も同じです。願いが込められています。
なぜそういう事が出来るのかと申しますと、
針は金属であり、先が鋭く危険なものですよね。「刃物」も同じことで魔を切る力があると信じられ、様々な神事にも使われてきました。刃物は大変威力のあるお守りであり、それが通って作られていると言う事実に力や想いが宿ります。
神に手を合わせる人でしたら、先の話も迷信と笑うのは可笑しいかもしれませんよ。
「針を通した想い!」なかなか深いいいことです。
感のいい人でしたら、これに連想されるい今まで意味の分からなかった言い伝えもなるほどと思えるはずです。

こういうことを伝えるのも私のライフワークです。
調べても出てこない話です。
生徒の作品集  振袖、留袖 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.yamamoto-kimono.jp/trackback/1025076
この記事に対するトラックバック