映画賞

やまもと工藝(新屋号)きるものがたり 

山本秀司(和裁士 :袈裟/袋/衣仕立て師)が主宰する和裁教室の物語。やまもと工藝の徒然。。
新工房15周年記念/新春の集い:1月28日 ホテルニューグランド/フェニックスルーム
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「袷着物の裁ち方講座」参加の方からご感想

先日の「袷着物の裁ち方講座」に参加された方からご感想をいただきました。和裁教室生徒でしたので「感想をお願い」と頼みましたら、恐縮してしまう長文をいただいてしまいました。どうもありがとうございました。そのままご紹介します。

 

写真はイメージ:過去の半襟付け講習と、洗い方とアイロン掛け方講習の様子です。

 

裁ちが一番難しいという事は聞いていましたし、和裁を習い始めて1年半位で、簡単に習得できるものではないとは思っていたのですが、裁ちから全ての工程を経験してみたくて、講座に申し込みました。
先生はとても合理的に要点を押さえて教えてくださいました。
プロのする本物のやり方を惜しみなく教えて下さり、
公式に当てはめて寸法を割り出し、手順通りに進めれば裁ちができるようになります。
初心者である私はついて行くのに精一杯でしたが、でも落ち着いて先生の教え通りに進めればできそうです。
実は今回、私は 間違った所に鋏を入れてしまうという大失態。でも、あー練習でよかったねーとの先生の一言に気を取り直し、最後までたどり着くことができました。これを教訓に、本番では絶対に失敗しません!


さてさて、一応 裁ちがこういうものだという経験はできました。でも知れば知るほど、奥が深いという事が分かってくるというもの。
先生は、柄合わせとか生地の状態を見て、何万通りもある組み合わせから瞬時にどこに何を持ってきたらいいか判断されるそう。そこに辿り着くのはそうそう出来そうもありません。それは経験と努力が必要という事はもちろんですが、天賦の才能の領域のようにも思えます。


教室では、下準備をして頂いたものを 縫うところから始めていたので知らなかったのですが、裁った生地の布目を整える 地直しの作業もして頂いていたんですね。
地のしや地直しの工程を惜しまず丁寧にする事で、長年着ても狂いのない美しい着姿を保つ仕立てができるのだそうです。
素材によっても扱い方が全く違うので、それを見極めて、最適な方法をその都度考えるのだそうです。
本当に献身と言ってもいいようなお仕事をなさっています。
プロとしての矜持と愛がなければ出来ないお仕事だと思いました。
そしてこのような丁寧な仕事をされるところは本当に少ないのだそうです。
中々伝わりにくい事ですが、丁寧な仕事はやはり自ずと語っていますね。
本当に美しいです。


講座終了後、お茶を頂きながら聞かせて頂いたお話も とても面白く興味深いことばかりでした。
そして目の前の一人のために、今ここに全力を注ぎ込むということ。
そういう先生の仕事に対する姿勢に、いろんな事を学ばせて頂いた 充実した一日講習でした。
先生は ますます自在に 枠を超えたお仕事をされていらっしゃるご様子で、これからのこともすごく楽しみです。
そしてもっとたくさんの人に和裁の素晴らしさを伝えて頂きたいです。
ありがとうございました。

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