映画賞

やまもと工藝(新屋号)きるものがたり 

山本秀司(和裁士 :袈裟/袋/衣仕立て師)が主宰する和裁教室の物語。やまもと工藝の徒然。。
新工房15周年記念/新春の集い:1月28日 ホテルニューグランド/フェニックスルーム
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九寸名古屋帯 訪問着と付け下げの違い

作品名九寸名古屋帯(サーモンピンク地に金刺繍)
制作者モリリン さん







生徒コメント

西陣織「流水更紗文」の帯です。
箔も使っていて、名古屋でもやや格調高目とのこと。
色が気に入って購入しましたが、
肝心のこれに合う格の高めの着物を持っていなかった為、
長く未仕立てのまま忘れられていました。
やはりこの帯は色無地か付け下げ以上の着物に締めるものでしょうか。
組み合わせに悩んでいます。

ちょっとコメント
あ〜〜良く皆さん悩まれることに
付け下げと訪問着の違いって?とあると思います。よく聞かれます
僕の答え
そんなもん外見上の事では、ありません
よく柄の量や場所、
同じ生地の裾廻しが訪問着とか…ゆーてる人がおりますが

シチュエーションからくる言葉です。
 
その場その場に対応して着こなせばいいわけで、そこに言葉が付いてくる
と思っていただければ気が楽になると思います
指導者の方にもご参考になると思います

御呼ばれしたとき、自分個人のことを主に考えて着ていけるのなら訪問着

付き添いで行くような形、恩師の御供とか、目上の人がいる等、自分をちょっと目立たせたくないぞと思う時は、その人より柄を控えめに、付け下げ。

付け下げの由来は、格を下げる=番付を下げる=附下げと呼ぶようになったようです。
(和裁士会の講演会である先生が申しておりましたが、腑に落ちます。)

ですから自分が気に入っている柄なのなら、少なめだろーが訪問着となるのです。
もちろんその場のバランスを考えて。

格の高い名古屋帯はけっこう使い勝手がいいですよ

世にあまり出回ってないのですよ
なぜかというと
名古屋と言うだけで
最初から安い設定でしか物創りをしていないケースがほとんどだからです
売らんが為の理由です。

大切にして下さい。自分で針を入れたのだから。


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ガード加工 覚書

以前、ミクシィに書いたことの覚書、メモです。必要なので

撥水・ガード加工の溶剤を製造しているのは、日本に2社で、
しかも其の内の1社はもうほとんどないと思います。(要確認)
大元は、アメリカのデュポン社製シリコーンです 。(要確認)
それに各社が、匂いを付けたり、保証を付けたり、抗菌剤混ぜたりして、
○○加工、○○ガード、防カビ○○、防縮、○年保障等と名前を変えて出しているのです。
元は同じなのです。(大抵)
(防カビ、防縮は違う方法もある)

この溶剤を生地に定着させるには、
さまざまな方法と、さまざまな機械がありまして、
それぞれに効果の違いが出ます。。
すぐに落ちてしまったり、効果の薄い場合は、
溶剤の濃さ量がはっきり言って少ないのです。

専門業者のガードは溶剤を定着させるのに熱を使います。蒸気で蒸すのです
これが溶剤も薄めてある市販のスプレー=すぐ効果が落ちる。
との大きな違いです。
当工房では、上がってきた反物に此れでもかというくらいの
蒸気アイロンをあて地詰め、地直しをしています。

効果の薄くなった加工品に蒸気アイロンを当ててあげると、再度粒子が結びつき、ある程度復活します。
アイロンを当てると落ちてしまうと言うことはないんですよ
、むしろ強くなります

ガード加工を施した後のシミ抜きや紋入れには、
撥水を一時除去する溶剤を付け一旦表面張力を取り除いてからてから、
加工処理を施し、終了後アイロン(蒸気)を当て、効果を復活させます。

ガード加工出始めの時
風合いが変わってしまう(硬くなる)という現象がありましたが、
「ガード」だからと言うことではないのです。
繊維なら起こりうる症状の1つです。
ハンカチやジーパンを思い浮かべてください。洗濯後に硬くなりますよね。
これと同じなのです。騒ぐほどの現象ではありません。揉めばよかったんです
繊維はいったん濡れると乾いた時にその表面に、
どうしても膜を作ってしまうためです。結びついてしまうイメージ。
なので現在では加工後の処理をしっかりやりますので、
硬いままという事はほとんどありません

私の発注先は、
ガード加工を施してすぐに柔軟加工と言うものをしてもらいます。
これは薬品を使う手法ではなく(薬品使用の技法あり)、
きぬた打ちを機械的にしてしまうもので、
出来た膜にひび割れを起こさせるんですね。
くたくたに柔らかくなります。
湯通しでも、これと同じ処理を施します。
擦れると付くチョークマークも膜がひび割れて出来る現象ですからこれで直せます。 (完全にはなおらない場合もあります)

ガード加工は、加工によって強くも(値段が高い)薄くも出来ますので
色々な方法や加工先を理解して、都度ごとの内容により発注先を使い分けます。

ガード加工は水分を弾くだけでなく、袖口や裾ふきなどの汚れ防止にも役立ちます。
また油分は付いてしまうのですが撥水が掛っている方が落としやすいのです。
なので、私はお勧めしています。(反物で¥4,000)


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小紋 淡いピンクと黄色の組合わせ

作品名小紋(淡いピンク・黄色等の組み合わせ)
制作者冨田 御幸 さん









生徒コメント
和裁の第一作目です。
  
お休みすることも多く、随分と時間がかかってしまいましたが、
のんびりと一針一針を進め、気持ちよく教室での時間を過ごしました。
家で宿題をするときも、雑事雑念から離れて針を動かすので、
やはり心地よい時間でした。

  普段は仕事に追われ、結構忙しく過ごしています。
  50歳を目前に控えた4年ほど前、
  自分の世界をもっと広げたいとお茶のお稽古に通い始めました。
  当然着物を着る機会も増え、着物がグッと身近なものに。
  この着物への親近感が、和裁へとつながりました。

  作品がどうとか、仕立てがどうとかを語れるレベルでは全くありません。
  何とか仕上がったこの単衣を、
  この夏お稽古に着ていくのが今からとても楽しみです。

ちょっとコメント
一針一針を気持ちよく進め…
雑事雑念から離れて針を動かすのが心地よい時間…。。。

 和裁を教える者として、こんなにも嬉しい言葉はありません
 山本的な「伝える」と言う事が、やっと出来上がってきたと感無量です。
 厳しい世界(技術)なので、その逆が多いいのです。
 険しい道を通った人は、その険しさを一生懸命教えてしまいます!
 自分がいっぱしに生れた道だから、なおさら。。ね!
 今の時代では、自分のコピーは作れません
 いらん苦労などさせません
 これは必要な苦労だ!といった勘違いも整理して

そんな事はすべて飲み込んで、簡単にやさしくポイントを教えれば良いんです
でもそれを出来る様になるには、いろんな道を通って於いて整理しないと…
更なる視野の拡大が必要でたくさん抽斗を持っとかないといけない。
やはり研究と勉強は続けなければならないという事ですね…。
   
この着物「お茶」をされてますので、それ用の寸法を割り出してありますが、
  長襦袢はその着物寸法から割り出してはいけないのですよ!
  (プロの方も要注意)多いいです。このミス
  発注側もしっかりしないといけません
  無暗に、「この着物(寸法)から割り出して」などとやってはいけません
  自分が心地よい衣を着るためのコツです。
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黒い一ツ紋の羽織

作品名昔の羽織リメイク
制作者60の手習い さん










生徒コメント
30年前に作った羽織の仕立て直しで、布が厚く、堅くて、
針が曲がったり折れたりで運針に苦労しました。
羽裏も昔のままの布を使った為、折れ切れたり布目がよってしまったりと
いざ出来上がったら、新しいのにすればよかったのにと後悔しました。

同じ手をかけるのであれば、
新しいものを使っておけばよかったと思いました。

ちょっとコメント
針の通りが悪い、堅いなんて感じたそれは
洗い針物のときが多いいですね
使うのりの種類と加減で影響します。。

  そういう時は、針に油系を付ける、シリコーンを付ける
  石鹸を付けるなどありますが、3番目の石鹸は
  生地に付ける場合もありますが、極少量に!
  チャコ代わりに使う”などもっての外です
  アルカリなので、後に変色してしまいます
  あと破けます!
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紬道中着(うす茶無地)

作品名紬道中着(うす茶無地)
制作者K.T さん










生徒コメント
父のアンサンブルの羽織を道中着に衿を短めにしてみました。
裏地にスカーフ地を使い、ひもにはもとの羽織ひもを使ってみました。

ちょっとコメント
イタリア コモ のスカーフ現地に行っても手に入りません
私は行ってませんが・・
このサイズもないし、色も出せない
横浜もコモもおんなじ
シルクの町と言ってもとっくに空洞化していて・・・・
世の中が低い方々へ流れて行くのが心配です
いろいろな「物」に感謝して物創りをしないと
日本って見本を示せるんじゃないかなー。。

 え〜裏の柄を目で追っていただけるとこの方の苦労が報われます。。
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ピンク色長襦袢

作品名ピンク色長襦袢
制作者お餅つき 瑞穂 さん










生徒コメント
浴衣に続いて二つめの作品でしたが、
 綿ではなく、絹だったので縫うところがずれたりなど、
 なかなか大変でした。

一番大変だったことは、線をチャコでひいたとき、
どこにひいたのかがわからなくなることです。

けれど畳紙に入っているのを見たとき、
おもわず「おおー」と思い、苦労が報われた気がしました。
ありがとうございました。

ちょっとコメント
ねっ!みずほちゃん。(瑞穂さんは中学生!確実に日本一の和裁士/学生)
苦労してたね 線を引くのも技術なんですよ

見えないからと言ってこれをやってはダメだからね

通しべら”という技法があって、
ヘラを生地に擦り当てて縫う線を付けるのですが
これは長着類に施しては絶対にいけません・・・・・・(帯は別)
生地の繊維を殺してしまうので、
表にも出てしまって、どんなに洗おうと落ちません

  山本のヘラは鏝(コテ)べらだからね
  これも擦り付けてはダメだよ、上からグッと押えるんだよ
  これが一番”間違ってしまっても消せるからね 
  うそ〜ッと言うプロも居るかも知れないけど、ほんとだよ

  でも化繊の物に付けるときは、下にクッションになる物を
  必ず敷くこと!優しく押さえるんだよ
  でないと、穴が開いてしまうからね〜〜コワッ!  

  チャコは石の粉で出来ていて、これも洗っても落ちないので
  付け過ぎは禁物
  表に引いては絶対にダメだからね・・・裏だけネ

    いろんな生地があるから、
    印や線一つ付けるのも見極めないといけないから大変なんだでもね

    これを聞いて、ヤバッと思ってる先輩達もたくさんいるけどね!


そういえば昔、表にチャコをひいている人がいたから注意したんだ、プロの人
案の定間違えて、「こんなの消えるわよっ」と! で消えなくて
今でいう逆切れ”をおこして

「あなたは指導者として失格ね!ふッ」

と 捨て台詞を残して辞めて行ったオバハンが居たけど
あの時はびっくりしたなぁー・・・・今頃どうしてんだろう。。笑

あなたが居てくれたから、今のぼくがいる −感謝−
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男物無地の紬着物

作品名男物無地の紬着物(オリーブグリーン)
制作者福原 恵 さん









生徒コメント
 和裁を始めてまだ一年も過ぎていない頃に、
 夫の長着をいつか仕立てるだろうと買っておいた反物を、
 やっと形にすることができました。

こげ茶色の通し裏との相性も気に入っています。
帯は明るい茶の角帯を持ってきて
コーディネイトのポイントにしたいので、
イメージに合う帯を探している最中です。

着物に興味がない夫は着せかえ人形みたいでちょっとかわいそうですが、
着物で一緒に出かけた事がないので、
その日が来ることを楽しみに一針一針縫っています。

ちょっとコメント
 通しの裏はシルケット加工が施してある綿の物で
 これは表面を少し溶かして滑りを良くしてます。
 年数とともに効果は落ちます  
 関東はこの仕様が多く、
 関西は絹使いが多いのですが、
 男絹裏地として企画で売られてる物で良い物は皆無!
 どちらも一長一短なのですね

 おススメは、女性と同じように裾廻しを付けるか  
 それの胴の部位を抜いた胴抜き仕立て(ブログ内で検索してください)
 がいいですね 
 裾廻しはよく吟味しないといけませんよ

 山本の男物仕立ての特徴は
 胸元にシワがよらず、エモンが抜けないというのが一番かな
  (いろいろとあるのですが)
  
 以前、男の着付けの試験で、
 帯を締めたあと、結びの上の長着布を掴んで持ち上げておかないと
 エモンが抜けるので
 減点になるという様なポイントを説明していた風景に
 出くわしましたがそれは違うんですね・・(山本仕立てしなくてへーき)

  あと衿止めも必需品と書いてあるのを見たけど
  それも違うんですね
  (山本仕立て必要ないかな。舞台に上がる仕事の人はべつですョ)

  好みもありますけど・・・・
  (使っている方を蔑視しているのではなく、あくまで仕立ての話です)


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小紋(梅柄・うすい江戸紫)

作品名小紋(梅柄・うすい江戸紫)
制作者Y.K さん









生徒コメント
はじめての袷の着物でした。
表と裏のつりあいをとるのが難しいのだと感じました。

ちょっとコメント
着物は持ち運びに便利ですよね
ペッタンコに畳めるわけですから
なので袷の仕立ては大変なのです
丈から身幅からピッタリでないと皺だらけになってしまいますから
さげておく洋服との大きな違いです
裏をがっぽり大きく作りますので。。
 
生地の性格を見極めて、着ていく過程の変化も考えて
仕立ての前に生地をよ〜く整理しますので時間がかかります
出来上りの外見だけでは判りませんが
そういう事が出来ているかの違いが
着ていくとよく分かります

すぐ袋になった 紬の表がなんか’ゆるゆる”と言うのはダメですね 
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白の長襦袢

作品名白の長襦袢
制作者Y.F さん






コメント
何もわからず始め、教えていただいた通りに縫っていくと、
いつのまにか出来上がってしまったという感じがします。

脇の縫い代の始末で、
三角に折ってくける所はパズルのようで大変でした。

また、くけるのが苦手で、思いの外くける箇所が多くて
苦労しましたが、完成して本当に良かったです。

夏に着るのが楽しみです。ありがとうございました。

ちょっとコメント
着物の仕立てで、袷は大変で単衣は簡単と思われがちですが
単衣は裏の縫い込みをすべて始末しますから
意外と大変なんです  
袷が十としたら、単衣は九ってとこの手間ですね
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東京文花座 九+十月号、十一+十二月号


東京文花座 九+十月号
P20 「稽古照今」お師匠編 稽古について120字でコメントをと言われて…

自分が出来る事は出来ると認める、
自分が出来ないことは出来ないと認める、それが謙虚である。
我を折って社会にかわいがられること、
そうすればもっと光るし、道を示してもらえるし、
自然と廻りがそうしてくれる。



東京文花座 十一+十二月号
P19 「師匠的からだ論」 体で覚える”についてコメントをと言われ… 

先々や理屈を考えないでまずはやってみる。
振り返ればそこには道が出来ている。
答えを求めすぎではダメだという事です。
若いうちからが良いというのは世間を知らないから良い訳で、
その思考が解れば逆に利用するとよいのです。
バカになってやりましょう!体で覚えるとはそういう事。


 「歌舞伎座」「国立劇場」「能楽堂」などで配布されています。
 
  山本きもの工房でも配布しています。。。
  探している方どうぞ!


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