映画賞

やまもと工藝 きるものがたり 

山本秀司(和裁士:袈裟、茶入・茶碗袋、和装、仕立師)が主宰する和裁教室の物語。やまもと工藝の徒然

沖縄染織いざなふの風:6月11日〜12日、日本橋COREDO室町3 三階「橋楽亭」にて
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洗える絹の単衣

作品名 洗える絹
制作者 K.萩原 さん

 

 

 


受講生徒コメント

外から帰ると胴周りのタオルが重くなるほど汗をかく夏の着物・・・自分で洗うことができればどんなに気持ちのいいことか・・・、そんな時、教室で「洗える絹」に出会いました。スタッフの方が洗える絹の着物を品よく着ていらして素敵でした。中性洗剤で洗う教室の講習会にも参加。縫い始めから完成までの間に孫の着物や被布、秩父銘仙の袷、帯等が入り、今日ようやく提出、ホッとしました。
三渓園の「夏じたく展」で、先生のお着物が中庭でハタハタと涼しげに風と戯れていたのが印象的でした。
生地が薄いため衿裏の本ぐけに苦労しました。

 


やまもとコメント

お陰様で大好評の「洗える絹の夏きもの」・・・糸の選定から始まり布の組織構造の指定まで、全てオリジナルの生地です。だからこそ洗える構造が作れるのですね。今は袷の着物でも出来ないか日々思案中です。

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色大島のリニューアル

作品名 色大島のリニューアル
制作者 M.M さん

 

 

 


受講生徒コメント

40年位昔に織られた大島紬だと思います。
伯母から母へ、母から私へと譲り渡されてきました。私の手元でちょっとリニューアル。元々は橙色・黄色・緑色などを使って、古代エジプトの壁画風の柄が織り出されていましたが、敢えて茶系の色をかけて、目立たなくさせました。落ち着いた染め上がりで、長く着用できそうな着物になり、満足しています。
初めて袷を縫いましたが、和裁の本を見てもよく理解できないことをわかりやすく教えていただき、感謝です。
お教室を続けて縫い方をマスターしたいと思っております。


やまもとコメント

色をかけて現代感覚を装った色味にするのも山本の得意とするところです。どういう指示を出していくかが意外とテクニックを要します。理想に近づけるのは、ただただ発注してもできないのです。今まで失敗も数知れず、今では染める側のクセまで把握して、バランスを保てるようになりました。

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いとおしい時間

作品名 いとおしい時間
制作者 Y.T さん

 

 

 

 


受講生徒コメント

工房で見せていただいた反物の中から、濃い紫のお色と、染めの格子の柔らかな印象に魅かれて選びました。
やわらかもので袷は初めての挑戦だったので、最初は少し難しく感じましたが、縫い進めていくうちにだんだん魅力に引き込まれました。やわらかく手に重みを持ってしなだれかかってくるような感じが何ともいとおしく、うっとりするような甘美な時間を過ごせました。
このお着物に袖を通すたび、その時間の記憶もよみがえってくると思います。導いてくださった先生に心より感謝いたします。ありがとうございました。


やまもとコメント

山本にはこの色違いの物が、シリーズのようにありました。2色しか使っていないのにもかかわらず、無限のグラデーションを感じる奥行感に魅力を覚えたのです。共感していただけて嬉しいです。Tさんは着物のコーディネーターを目指されたらいかがですか、表現力がとても素晴らしいので!

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ピンクの小紋

作品名 ピンクの小紋
制作者 音tennis さん

 

 

 


受講生徒コメント

娘の着物を縫いましたが、自分自身は自分で着られなかったので着付を習いました。体型が変わった為、昔のは着られず、そんな時に出会ったのがこの反物でした。
このピンク色がとても気に入って、縫っている間からちょっとワクワクしました。まだ着て行く先がみつかっていませんが、きれいに着物を着れるようになる為にも、所作を身につける為にも、機会を見つけたいと思います。


やまもとコメント

はい!お手伝いしましょう。一緒に出かけたいですね。
きものの事をトータルにまかなえる「工房」は全国でも山本が初めてと織研新聞社に評価していただいた事があります。仕立てを中心とした誂え、和裁教室、着付教室、着後のシミ抜きケア、再生技法等です。今まで別々のパーツだったものが、高いレベルで集約されています。出来る限り皆様のお役に立てたらと願っています。

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グリーンの袷

作品名 グリーンの袷
制作者 Y.T さん

 

 

 

 

 


受講生徒コメント

何も知らないので、反物を選ぶとことすら難しくて、先生に見せていただきながら、布の色合いや色がピンときたものを選んでつくることにしました。
先生に丁寧に教えていただき、おかげ様で、未熟すぎる私の技術にもかかわらず、自分では立派に仕上がったと自画自賛してます。本当にありがとうございました。


やまもとコメント

焦らずとも、お教室で色々な布に触れたり、仲間がきものを作っていく過程を一緒に見て行くうちに、なんとなく分かるようになるものです。
和裁教室でスタッフと過ごすということは、自分では一枚しか進めていなくとも、複数分の着物の知識が自然に身に付く訳です。自賛とは私共も嬉しい!これからも頑張ってね!

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染替えの紫無地

作品名 紫の色無地
制作者   N.T さん

 

 


受講生徒コメント

着物をほどいて染め直した反物を何度か教室で目にしています。
それはとてもすてきな色に染め上がっていました。「私も!」と思い、今では派手すぎて着ることのないオレンジ色の無地の着物を染め直しました。染め上がってきた時は不祝儀用?かなとも思いましたが、出来上がって羽織ってみると、ちょっと色っぽいかも。
お気に入りの一枚ができました。


やまもとコメント

私共も幾つも扱わせていただいて「さすがにこれは無理かも」と思う物もありました。しかし着物がよみがえるとはまさにこの事だ、と思わざるを得ない現場に何度も立ち会うことができ、お客様や生徒さんの喜ぶ笑顔に支えられて今があります。こういう言葉をいただけて、次もがんばろうと私もエネルギーをいただいています。

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ソファーカバーが着物に

作品名 ソファーカバーが着物に
制作者   冨田 御幸 さん

 

 

 


受講生徒コメント

ある時、ある呉服店で出会ってしまったのです。
「なんて素敵な布地!!!!!」
「色合いも、織り柄も、そして全体から醸し出される落ち着きのある明るさも、大好きだ」
「反物ではないから、着物地ではない。それはわかる」
お店の人も「これは着物にはできませんよ」
「でもこの布地と別れることなんてできない……」
「そうだ、ソファーカバーにしよう。クッションカバーもいい」
そして出来上がったのが、この着物です。葛藤の末、着物にしてしまいました。
今年のお正月のお出かけには3回も着て、大満足です。
(ちょっと主張が強いかな…、ハデ過ぎるかな…、と思いつつ)


やまもとコメント

川島の織ですね。どうしても気に入ったこの布できものを作りたい!そう思うのは当然です。山本にお持ちいただいて正解です。専門店で出来ないと言うのは、現在の和裁技術に布をはめこもうとするからですね。逆に布に技術をはめこんで、きものになるよう丁寧な知識をそそいであげればいいわけだけど、苦労は惜しむ”な”の”な”が抜けちゃうんですね。冨田さんさすが、着こなしていました。

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草木染 御召花織

作品名 草木染 御召花織
制作者 K.S さん

 

 

 


受講生徒コメント

工房で色に魅せられた着尺です。草木染めなので、何とも言えない色合いです。何色と言ったらよいのでしょうか?
手元の二冊の色辞典ではわかりませんでした。色無地なので、縫い紋1つを入れていただきました。
相変わらず手作業は遅く、先生のお手を煩わせることが多く恐縮ですが、楽しく教室通いをさせていただいております。よろしくお願い申し上げます。


やまもとコメント
画像では現せない独特の深みのある、いいお色なのです。浮き織になっている地紋が渋さの中で光りますから、いちだんと奥行きが生まれます。

Sさんこれからも私達の手を、どんどん煩わせてくださいね。年だとか遅いとか全く気にかけないでください。私どもの方がSさんの笑顔に触れられるのが幸せなのです。

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大きな麻の葉模様の秩父銘仙

作品名 大きな麻の葉模様の秩父銘仙
制作者 K.H さん

 

 

 


受講生徒コメント

秩父ほぐし織り(銘仙)2枚目の作品です。
1枚目は立て涌の単衣、これは袷にしました。間近だとそうとわからないほど大きな麻の葉模様、少し冒険しました。復刻柄とか。
いろいろなことがありながら休みつつ、ようやく完成、秩父の織元さんにも漸くホッとしてもらえそうです。
ご指導ありがとうございました。


やまもとコメント

ここ近年、秩父地方の無形文化財にも指定されている、新啓織物さんの作品ですね。この柄は自信作ではないかな。そんな着物に触れられて、私も嬉しいです。ここのご家族が大好きで、ついつい余計な意見を差し出がましくもしてしまいます。どうぞどうぞ3枚目いきましょうか!?

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格子柄小紋

作品名 格子柄小紋
制作者 A.M さん

 

 

 


受講生徒コメント

お茶のお稽古に気軽に着られるような小紋が欲しくて選んだ反物です。着まわしがききそうで、気に入っています。
この頃縫うのに慣れてくるにつれ、縫目が雑になってきている気がします。運針をもう一度きちんと練習し直したいです。


やまもとコメント
まっすぐ縫うのも大事ですが、じつは糸コキ(布を縫い目に添って先へ送り込む動作)の方が大切です。どんなにまっすぐ縫ってあったとしても,糸コキが不完全ですと、いくら仕上げをやっても綺麗には見えません。指の腹で感じる感覚が大切なのですが山本で完璧にできるようになるには3年は掛かります。外来の職人さんで出来た人は見たことがありません。それだけ難しく厳しい。

針のおしり使って「ビービー」と音を立てて擦る技法がありますが,山本では禁止です。生地や糸に負担をかけるだけでなく素材や縫い方によって変える微妙な加減が習得できない為です。一見職人っぽく見えるのですが。

なお糸を「ビンビン」とはじく行為も禁止です。山本の糸はすべてが丸巻きなのではじく行為は必要ありません。糸がよるのが嫌なら、優しく糸を撫でるだけで解決します。粋に見える行為も糸に与える影響を理解し考察していただけたらと思います。

 

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